スクリーンタイムのパスコードを忘れた時の解除方法|iPhone制限を安全に見直す手順

iPhoneのスクリーンタイム制限やパスコードを解除・見直したい時の確認ポイントを解説。Dr.Fone、初期化、バックアップ復元の違いと、子どもの利用制限を扱う際の注意点も整理します。

藤原 弘子
藤原 弘子 更新 Jul 20, 26

iPhoneのスクリーンタイムは、アプリやWebサイトの利用時間を確認し、使いすぎを防ぐための機能です。休止時間やアプリ使用時間の制限、コンテンツとプライバシーの制限などを設定でき、子どものiPhoneを管理する目的でも利用されています。

スクリーンタイムの設定をロックすると、変更時に専用の4桁のパスコードが必要になります。このパスコードは、iPhone本体の画面ロック解除に使うパスコードとは別のものです。

しかし、自分で設定したスクリーンタイムパスコードを忘れたり、以前使用していたApple Accountが分からなくなったりすると、アプリの制限や休止時間を変更できなくなる場合があります。

この記事では、自分が所有・管理するiPhoneやiPadを対象に、Apple Accountを使ってスクリーンタイムパスコードをリセットする方法、ファミリー共有で子どものパスコードを変更する方法、Dr.Foneを利用する方法、初期化前の注意点を解説します。

最初に試すべきなのは、Apple公式の「スクリーンタイムパスコードを変更」から、設定時に登録したApple Accountを使ってリセットする方法です。子どもの端末をファミリー共有で管理している場合は、子どものiPhoneではなく、ファミリー管理者の端末から変更してください。

目次

Part1:スクリーンタイムパスコードとは

スクリーンタイムパスコードは、休止時間、アプリ使用時間の制限、コンテンツとプライバシーの制限などを、第三者に勝手に変更されないように保護する4桁のコードです。

iPhone本体のロック解除に使う6桁のパスコードとは別に設定されるため、画面ロックのパスコードを入力してもスクリーンタイムを解除できない場合があります。

スクリーンタイムで設定できる主な項目

  • 【休止時間】: 指定した時間帯に利用できるアプリを制限します。
  • 【アプリ使用時間の制限】: アプリやカテゴリごとに1日の利用時間を設定します。
  • 【常に許可】: 休止時間中でも利用できるアプリや連絡先を指定します。
  • 【通信/通話の制限】: 通信できる連絡先や時間帯を管理します。
  • 【コンテンツとプライバシー】: Appのインストール、課金、Webサイト、年齢制限などを管理します。
パスコードの種類 主な用途 桁数
iPhoneの画面ロックパスコード iPhone本体のロック解除 通常6桁
スクリーンタイムパスコード 利用時間や機能制限の変更 4桁
Apple Accountのパスワード Appleサービスへのサインインと本人確認 任意の文字列

Part2:Apple Accountでスクリーンタイムパスコードをリセットする

スクリーンタイム設定時に「スクリーンタイムパスコードの復旧」を登録していれば、Apple Accountを使ってパスコードをリセットできます。

ステップ1 iPhoneまたはiPadで「設定」を開きます。

ステップ2 「スクリーンタイム」をタップします。

ステップ3 「スクリーンタイムパスコードを変更」をタップします。

ステップ4 もう一度「スクリーンタイムパスコードを変更」を選択します。

ステップ5 画面の案内に従い、Apple Accountで本人確認します。

スクリーンタイムパスコードの設定時に登録したApple Accountのメールアドレスまたは電話番号とパスワードを入力してください。

ステップ6 新しい4桁のパスコードを設定します。

確認のため、同じパスコードをもう一度入力すれば変更完了です。

リセットに使うApple Accountについて

現在iPhoneにサインインしているApple Accountと、スクリーンタイムパスコードの復旧に登録したApple Accountが異なる場合があります。複数のApple Accountを利用している場合は、設定時に使用したアカウントを確認してください。

Part3:子どものスクリーンタイムパスコードを変更する

ファミリー共有を利用して子どものApple Accountを管理している場合は、子どものiPhoneではなく、ファミリー管理者または保護者のiPhoneからパスコードを変更します。

ステップ1 ファミリー管理者のiPhoneで「設定」を開きます。

ステップ2 「スクリーンタイム」をタップします。

ステップ3 「ファミリー」から対象となる子どもの名前を選択します。

ステップ4 「スクリーンタイムを管理」をタップします。

ステップ5 「スクリーンタイムパスコードを変更」を選択します。

ステップ6 管理者本人であることを確認し、新しいパスコードを入力します。

子どもの端末側でリセットできない場合

ファミリー共有で設定されたスクリーンタイムは、子どもの端末だけでは変更できない場合があります。管理者のiPhoneに子どもの名前が表示されない場合は、双方が正しいApple Accountにサインインしているか、ファミリー共有が設定されているかを確認してください。

新しいシステムでは、子どもの端末でスクリーンタイムパスコードが使われた際、保護者の端末に通知が届く場合があります。

Part4:現在のパスコードが分かる場合に変更・解除する

現在のスクリーンタイムパスコードが分かっている場合は、設定アプリから変更またはオフにできます。

スクリーンタイムパスコードを変更する

ステップ1 「設定」から「スクリーンタイム」を開きます。

ステップ2 「スクリーンタイムパスコードを変更」をタップします。

ステップ3 もう一度「スクリーンタイムパスコードを変更」を選択します。

ステップ4 現在の4桁のパスコードを入力します。

ステップ5 新しいパスコードを2回入力します。

スクリーンタイムパスコードをオフにする

ステップ1 「設定」から「スクリーンタイム」を開きます。

ステップ2 「スクリーンタイムパスコードを変更」をタップします。

ステップ3 「スクリーンタイムパスコードをオフ」を選択します。

ステップ4 現在のパスコードを入力します。

パスコードだけをオフにする場合とスクリーンタイム全体をオフにする場合

  • 【パスコードをオフ】: 利用時間の記録や制限設定は残りますが、設定変更時のロックが解除されます。
  • 【アプリとWebサイトのアクティビティをオフ】: 利用時間の記録、休止時間、アプリ使用時間の制限などが停止します。

Part5:Dr.Foneでスクリーンタイムパスコードを解除する

Apple Accountを使ったリセットができず、自分が所有・管理しているiPhoneのスクリーンタイムパスコードを解除したい場合は、Dr.Fone - iPhone画面ロック解除を利用する方法があります。

Dr.Foneは、iPhoneをパソコンへ接続し、スクリーンタイムパスコードの解除をサポートするソフトです。

Dr.Foneを利用する前の確認事項

  • 自分が所有する端末、または正当に管理している端末であること
  • 対応するiOS・iPadOSと端末モデルを確認すること
  • 重要な写真やファイルを事前にバックアップすること
  • 「iPhoneを探す」をオフにするためのApple Account情報を準備すること
  • 会社や学校の管理端末では、管理者へ相談すること

Apple公式のリセット方法を利用できない場合は、Dr.Foneの無料体験版で端末の認識状況や対応機能を確認できます。

Dr.Foneでスクリーンタイムパスコードを解除する基本的な手順は以下の通りです。

ステップ1 Dr.Foneを起動し、「ロック解除」を選択します。

Dr.Foneのホーム画面でロック解除を選択する

ステップ2 iPhoneをパソコンに接続します。

USBケーブルでiPhoneを接続します。iPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」と表示された場合は、自分のパソコンであることを確認して「信頼」をタップしてください。

iPhoneをパソコンに接続する

ステップ3 必要に応じて「iPhoneを探す」をオフにします。

iPhoneで「設定」から自分の名前を選択し、「探す」→「iPhoneを探す」の順に進みます。Apple Accountのパスワードを入力してオフにしてください。

「iPhoneを探す」をオフにする際の注意

「iPhoneを探す」は紛失や盗難時に端末を保護する重要な機能です。解除作業が終わった後は、必要に応じて再びオンにしてください。

ステップ4 「スクリーンタイムパスコード」を選択します。

Dr.Foneでスクリーンタイムパスコード解除を選択する

ステップ5 「今すぐ解除」をクリックします。

画面の案内を確認し、解除処理を開始します。作業中はiPhoneとパソコンの接続を外さないでください。

Dr.Foneでスクリーンタイムパスコードの解除を開始する

ステップ6 解除結果を確認します。

解除完了の画面が表示されたら、iPhoneの「設定」からスクリーンタイムの状態を確認してください。

スクリーンタイムパスコードの解除完了画面

解除後に確認すること

  • 必要に応じて新しいスクリーンタイムパスコードを設定する
  • スクリーンタイムパスコードの復旧にApple Accountを登録する
  • 「iPhoneを探す」を再びオンにする
  • 休止時間やアプリ使用時間の制限を再確認する
  • 子どもの端末の場合はファミリー共有から管理し直す

Part6:初期化による解除を検討する前の注意点

以前の記事では、iTunesやFinderでバックアップした後にiPhoneを初期化・復元する方法が紹介されることがありました。

しかし、現在はApple Accountを使った公式のリセット方法が用意されているため、スクリーンタイムパスコードだけを理由に、最初から初期化することはおすすめできません。

また、バックアップから設定を復元すると、スクリーンタイムの設定や制限も戻る可能性があります。単純にバックアップ後の復元を行えば、必ずパスコードだけが解除されるとは限りません。

初期化前に必ず確認すること

  • Apple Accountを使った公式リセットを試したか
  • ファミリー管理者の端末から変更できないか
  • 写真、動画、連絡先、メッセージをバックアップしたか
  • LINE、ゲーム、認証アプリなどの引き継ぎを済ませたか
  • Apple Accountのパスワードを把握しているか
  • 「探す」のアクティベーションロックを解除できるか

パソコンを使ってバックアップする方法

どうしても初期化が必要な場合は、先にFinderまたはAppleデバイスアプリ、対応環境ではiTunesを使ってバックアップを作成してください。

ステップ1 iPhoneをパソコンへ接続します。

ステップ2 Finder、AppleデバイスアプリまたはiTunesを開きます。

ステップ3 接続したiPhoneを選択します。

パソコンで接続したiPhoneを選択する

ステップ4 「今すぐバックアップ」を選択します。

パソコンでiPhoneのバックアップを作成する

ヘルスケア、保存済みパスワード、Wi-Fi設定なども含めて保存する場合は、ローカルバックアップの暗号化を検討してください。暗号化パスワードは忘れないよう安全な場所へ保管します。

iPhoneを初期化する方法

初期化すると、写真、アプリ、メッセージ、アカウントなど、iPhone内のデータが削除されます。

ステップ1 「設定」から「一般」を開きます。

ステップ2 「転送またはiPhoneをリセット」をタップします。

ステップ3 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。

ステップ4 削除される内容を確認し、画面の案内に従います。

ステップ5 Apple Accountのパスワードを入力して消去を実行します。

バックアップ復元時の注意点

過去のバックアップにスクリーンタイム設定が含まれている場合、復元後に制限が再び適用される可能性があります。スクリーンタイムの解除だけを目的とした初期化は、Appleサポートへ相談したうえで慎重に判断してください。

パソコンからiPhoneのバックアップを復元する画面

Part7:スクリーンタイムを解除せず利用時間を調整する方法

スクリーンタイム全体を解除しなくても、必要なアプリだけ利用時間を延長したり、休止時間中に使えるようにしたりできます。

アプリ使用時間の制限を変更する

ステップ1 「設定」から「スクリーンタイム」を開きます。

ステップ2 「アプリ使用時間の制限」を選択します。

ステップ3 変更したいアプリまたはカテゴリを選択します。

ステップ4 利用時間または曜日別の設定を変更します。

休止時間中も利用できるアプリを設定する

電話、メッセージ、地図、学校や仕事で必要なアプリなどは、「常に許可」に追加できます。

ステップ1 「設定」から「スクリーンタイム」を開きます。

ステップ2 「常に許可」を選択します。

ステップ3 許可したいアプリの追加ボタンをタップします。

子どもからの利用時間延長リクエストに対応する

子どもの端末で制限時間に達した場合、保護者へ時間延長をリクエストできる場合があります。

保護者は、15分、1時間、その日中など、必要な時間だけ追加できます。制限全体を解除する必要はありません。

制限を調整する方が適しているケース

  • 学校の課題で一時的にアプリが必要になった
  • 家族への連絡や地図アプリを利用したい
  • 休日だけ利用時間を長くしたい
  • 特定のアプリだけ制限対象から外したい
  • 子どもの年齢や生活時間に合わせて設定を見直したい

Part8:スクリーンタイムパスコードをリセットできない時の対処法

Apple Accountを入力してもパスコードをリセットできない場合は、以下の項目を確認してください。

リセットできない主な原因

  • スクリーンタイム復旧に登録したApple Accountと異なる
  • Apple Accountのパスワードを間違えている
  • 子どもの端末がファミリー共有で管理されている
  • iPhoneや管理者端末のOSが古い
  • 「デバイス間で共有」により別の端末にも設定が同期されている
  • 会社や学校の管理プロファイルで制限されている

Apple Accountを確認する

スクリーンタイムパスコードの復旧に使用したApple Accountは、現在iPhoneにサインインしているものとは異なる場合があります。

家族のApple Accountや、以前使用していたメールアドレスを登録していないか確認してください。

すべての関連デバイスをアップデートする

「デバイス間で共有」やファミリー共有を利用している場合は、管理者と子どもの端末を含め、関連するiPhone、iPad、Macを最新のソフトウェアへ更新します。

会社や学校の端末は管理者へ相談する

MDMや構成プロファイルで管理されている端末では、スクリーンタイム以外の制限が設定されている場合があります。

管理者の許可なく解除ツールや初期化を行わず、学校や会社のIT担当者へ相談してください。

まとめ:まずApple公式のリセット方法を試す

スクリーンタイムパスコードを忘れた場合は、最初に「設定」から「スクリーンタイムパスコードを変更」を開き、設定時に登録したApple Accountを使ってリセットしましょう。

ファミリー共有で子どもの端末を管理している場合は、子どものiPhoneではなく、ファミリー管理者の端末からパスコードを変更します。

Apple Accountを使ったリセットができず、自分が所有・管理する端末である場合は、Dr.Fone - iPhone画面ロック解除を利用する方法もあります。利用前に対応環境を確認し、重要なデータをバックアップしてください。

初期化は端末内のデータを削除する操作であり、バックアップから復元するとスクリーンタイム設定が戻る可能性もあります。スクリーンタイムの解除だけを目的に、安易に初期化することは避けましょう。

利用時間だけを変更したい場合は、アプリ使用時間の制限、「常に許可」、時間延長リクエストなどを活用すると、スクリーンタイム全体を解除せずに調整できます。

スクリーンタイムパスコードに関するよくある質問

  • Q1: スクリーンタイムパスコードを忘れた場合はどうすればよいですか?
    A: 「設定」から「スクリーンタイム」→「スクリーンタイムパスコードを変更」の順に開き、設定時に登録したApple Accountで本人確認します。確認後、新しい4桁のパスコードを設定できます。
  • Q2: iPhoneの画面ロックパスコードでスクリーンタイムを解除できますか?
    A: 通常はできません。スクリーンタイムパスコードとiPhone本体の画面ロックパスコードは別のものです。ただし、ファミリー管理者が子どもの設定を変更する場合など、端末の本人確認に画面ロックパスコードが使われることがあります。
  • Q3: 子どものスクリーンタイムパスコードは子どものiPhoneから変更できますか?
    A: ファミリー共有で管理している場合は、ファミリー管理者または保護者のiPhoneから変更します。「設定」→「スクリーンタイム」→子どもの名前→「スクリーンタイムを管理」の順に進んでください。
  • Q4: iPhoneを初期化すればスクリーンタイムパスコードは消えますか?
    A: 初期化すると端末の設定は消去されますが、バックアップから復元するとスクリーンタイム設定が戻る可能性があります。まずApple Accountを使った公式のリセット方法を試してください。
  • Q5: アプリの制限時間だけを延長できますか?
    A: できます。「アプリ使用時間の制限」から時間を変更するか、制限到達時に時間延長を承認します。休止時間中も使いたいアプリは「常に許可」へ追加できます。
  • Q6: スクリーンタイムのパスコードを使うと保護者へ通知されますか?
    A: ファミリー共有で子どものスクリーンタイムを管理している場合、対応する新しいOSでは、子どもの端末でパスコードが使われた際に保護者へ通知されることがあります。
藤原 弘子
藤原 弘子 Jul 20, 26
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