先日開催されたWWDCで、iOS15の新機能が発表され、iPhoneの最新OSへの期待が高まっています。iOS15で公開された新機能の中で、「iPhoneでドラッグアンドドロップができるようになる」との情報がありました。
今回の記事では、新しく追加される「ドラッグアンドドロップ」について、詳しく解説しています。iOS15のユニークな新機能の1つなので、リリース前にチェックしておきましょう。また、iOSのメジャーアップデートにあたって、不具合の危険もあるので、iPhoneのデータ管理ツールがある方が安心です。おすすめのツールについても最後に紹介するので、ぜひ見ていってください。
iOSのドラッグアンドドロップは、違うアプリを行き来するときでも、画像やテキストを運べるようになる機能です。
従来の手順では、元のアプリで画像・テキストをコピーしてから、貼り付けたいアプリに移動する必要がありました。iPhoneだと、思ったとおりの範囲選択が難しく、コピーするのが手間になりがちです。しかし、このドラッグアンドドロップができるようになると、長押ししながら画像・テキストを移動するので、わざわざコピーする必要がなくなります。このように、パソコンで操作するドラッグアンドドロップと同じように動くので、より「直感的な動作」が期待できます。
ちなみに、1Passwordというパスワード保存アプリは、この機能に対応すると発表しています。ID・パスワードをそのままドラッグアンドドロップで入力フォームに貼り付けられるので、手間が少なくなります。
まだiOS15は先ですが、1Passwordだけでなく、Apple純正アプリなど他のアプリも対応していくことが期待できます。写真や動画をメモに持っていったり、URLをそのままメールで共有したりできるようになれば、生産性向上にもつながるかもしれません。
実は、ドラッグアンドドロップ機能は、2017年からiPadで導入されていました。
iPadには、iOSを基盤として作られたiPad OSがインストールされています。大画面で、多指での操作も楽にできるので、ドラッグアンドドロップの「1本の指でホールドしながらもう1本の指で違うアプリを開く」という手順が簡単にできました。対してiPhoneは、画面が小さいため、ドラッグアンドドロップのやりづらさが課題となりそうです。それでも、メールの返信などにiPhoneを使う機会は減りませんから、使いこなせばかなりの手間を省けるようになります。
また、iPadの機能がiPhoneへ導入されるということで、今後の新機能への期待もできます。iPad OSならではの画面分割といった機能は、iPhoneユーザーからもほしいという声が聞かれます。iOS15のメジャーアップデート後も続々とマイナーアップデートがされますから、今後の新機能情報も気になるところです。
今回は、iOS15で導入される「ドラッグアンドドロップ」について、解説してきました。iOS15アップデートは9月ですが、例年メジャーアップデートで不具合が起こることを考えると、iPhoneのデータを管理するツールも用意しておきたいです。
そこでおすすめのツールが、「Dr.Fone - iPhoneスマホ管理」です。「Dr.Fone - iPhoneスマホ管理」は、iPhoneやiPadの連絡先、SMS、写真、音楽、ビデオといったデータを、自由に転送したり削除したりできます。
データの管理がしにくいiPhoneに対して、iTunesのように面倒な手順要らずで、あらゆるファイルタイプをエクスポートでき、データ管理に慣れていない方にもぴったりです。iOS15のリリースに備えて、「Dr.Fone - iPhoneスマホ管理」を導入しておきましょう。
iPhone/iPadなどのiOSデバイスとパソコン/iTunes間でデータを自由に転送
藤原 弘子
編集長