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スマートホンやタブレット端末は、お財布や交通系ICカードの代わりになったり、家の鍵として使うことができたりなど、いろいろな機能がついています。しかし、その便利な機能を使うには多くの個人情報が登録しなくてはなりません。そんな大切な情報の入った端末を、万が一手放すことになったとき、その情報が悪用されないかとても不安です。そこで、ここではiPadの個人情報の消し方について説明していきます。
iPadのデータを消去する代表的なやり方の一つが「端末の初期化」です。これはiPadを工場出荷時、つまり自分が購入した時の状態まで戻してしまう方法で手軽におこなえるということもあり、iPadの動作がおかしくなってしまった時などにも用いられています。そのやり方は、大きく分けてiPadでおこなう方法とパソコンを使用するやり方の二通りです。まず初めにiPadからおこなう方法は、設定アプリを起動して「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」の順に選んでいき、その後パスコードとApple IDのパスワードの入力画面が現れるので、指示通りに入力することで初期化を実行できます。
次にパスコードを忘れてしまい、iPadを使用することができない場合はパソコンを使うことでデータの消去がおこなえます。やり方は、iPadをパソコンに接続し、パソコンに表示されるiPadをクリックします。その後、復元やアップデートの選択肢が表示されるので、「復元」を選択することで初期化が実行されます。このように、簡単に端末上のデータを消すことができるのですが、この時に気を付けなくてはならないのが写真など消したくないデータをしっかりバックアップしておくことです。初期化後は当然消してしまったデータを復活させることは難しいので、必ず必要なデータはiCloudやパソコンに保存しておきましょう。
さて、ここまでiPadでおこなえるデータの消去方法をご紹介しましたが、実はまだほかにもいろいろな方法でデータを消すことができます。その一つがパソコンのソフトウェアを使う方法です。前述したパソコンを使ったやり方はあくまでiPadをパソコンから操作する形でしたが、これからご紹介する方法は、パソコンのソフトウェア「Dr.Fone - iPhoneデータ消去」を使用してiPadのデータを完全消去していくものです。このソフトウェアはiPhoneやiPadなどiOSを搭載しているあらゆるデバイスのデータを消去するためのもので、その消されたデータはどんな手を使っても復元ができなくなるため、端末によるデータの削除だけでは少し不安という方におすすめです。さらにデータを完全消去するまでの手順も簡単になっていて、知識がない人でも迷わずに実行することができます。
では実際にどのようにおこなっていくのか説明していきます。
専門用語なども出てこないので、誰でも手軽に使用することができます。さらにこれとは別に写真や連絡先、通話履歴やメモなどを個別に消去することができる「個人データの消去」というものも用意されているので、一部だけ消したいという場合にもとっても便利です。また不要なファイルだけを消去して端末を高速化することもできるので、最近調子が悪い場合にも利用することができます。このように簡単にデータを完全消去できるので、端末を手放す前にはこの「Dr.Fone - データ消去」を使って大切な情報をしっかり守ることをおすすめします。
iOSデバイスをPCに接続して、「すべてのデータを消去」を選択します。
iOSデバイスが認識された後、以下の画面が出てきます。まずはご提示のように「000000」を入力してください。次に、「今すぐ消去」をクリックして、データ消去作業が始まります。
iOSデバイスのデータを消去しています。
数分間後、iOSデバイスのデータが完全に消去されます。iPhone・iPad・iPod Touchが新品のようになります。
昨今、個人情報はいろいろのなところで悪用されるなど大きな問題になっています。そんな中、個人情報の宝庫であるスマートホンやタブレット端末の扱いには細心の注意が必要です。端末を手放す際のデータ消去以外にも、普段から不必要な個人情報を消去しておくことで何かあったときに「Dr.Fone - データ消去」が自分の情報を守る助けとなってくれるかもしれません。
iPhoneの写真や動画のデータを一括で削除できるソフト
藤原 弘子
編集長