ディープウェブは、普段使用している検索エンジンには表示されないコンテンツの層です。 Google や Yahoo 、 Bing にはインターネットの表面的な結果のみで、ディープウェブのコンテンツは表示されません。 もし、ダークウェブやディープウェブにアクセスしたいのであれば、いくつかの検索エンジンを使用する必要があります。
インターネットで毎日目にするものは、氷山に例えられます。 氷山は、その大半が海面下にあり、視認できるのはごく一部の層だけです。 インターネット上で一般的にアクセスできる情報は、氷山の先端部分、全体の 4% 程度とも言われています。 より深い層のダークウェブにたどり着いたときには、通常考えられないような危険なウェブサイトを目にすることになるでしょう。
ディープウェブは、通常の Web ブラウザでも閲覧できるものの、一般の検索エンジンに表示されなかったり、何かしらのセキュリティが施されていたりと、アクセスに制限があるウェブサイトの総称です。
ダークウェブは、ディープウェブの特に深層部分であり、ドメインが .onion になっている Tor のウェブサイトが有名です。 (Tor は匿名化のための規格やソフトの総称 )匿名性と追跡回避のための技術が施され、特別なソフトを使用しないとアクセスできません。
どちらも、必ずしも不正なものではなく、ウェブサイトの技術的な部分から分類されているだけです。しかし、その匿名性と追跡回避という特性上、ダークウェブは違法なものに利用されやすいと言えます。
ディープウェブは、検索エンジンに表示されないというだけで、これにはダークウェブの他不正でない多くのウェブサイトも含まれます。 ダークウェブは、ディープウェブの特に深層であり、アクセスに特別なソフトが必要となります。 また、ダークウェブにアクセスするソフトとして、 Tor ブラウザの使用が必要になります。
ダークウェブには、不正なものが流通する特性上、悪質なハッカーが潜んでいる可能性が高いです。
ただアクセスしただけでもウイルス感染や情報漏えいの危険があり、商品を購入した際には、クレジットカードの不正利用といった犯罪に巻き込まれる場合もあります。
また、違法物に触れてしまえば、刑法に抵触し逮捕される恐れもあります。
ダークウェブの検索エンジンには、以下のようなものがあります。
その他、比較的安全なコンテンツが表示されやすい検索エンジンとして「 ahmia 」というサイトもあります。
また、よく噂されるようなウェブサイトを検索エンジンから見つけるのは難しいので、まず「 Hidden Wiki 」に集まるサイトのリンクを見てみるのもおすすめです。
ダークウェブを閲覧する際には、匿名性などの技術が施された Tor ブラウザを使って見るようにしてください。(Tor ブラウザは、 Google Play や Web で「 Tor Browser 」と検索することで、ダウンロードサイトにアクセスできます。 )理由は、ダークウェブのサイトは違法なものが多く、普通にアクセスしたら簡単に追跡されて危険であるからです。ただ、 Tor ブラウザを使ったとしても安全の保障はないので、セキュリティの知識が少ないうちはアクセスしないほうが良いでしょう。興味がある方は、自己責任で行ってください。
ディープウェブの検索エンジンには、以下のようなものがあります。
通常のウェブサイトでも詐欺やウイルスなどの危険があるのですから、ディープウェブ内にも危険は必ずあります。こちらも匿名性のあるブラウザを使用し、自己責任で検索するようにしましょう。
今回は、ディープウェブとダークウェブについて、またその検索エンジンについて、紹介してきました。 世間一般のイメージと違い、ディープウェブやダークウェブだからといって、必ずしも違法とは限りません。 しかし, その性質上、違法なものが流通しやすいのは事実なので、アクセスする際は自己責任で行うようにしましょう。
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藤原 弘子
編集長