Zenly(ゼンリー)で絶対に知っておきたい本当に怖い使い方と安全対策ーZenly(ゼンリー)の位置情報をオフにする方法も含む

スマホを使いこなす小技

iPhone・Android向け

藤原弘子

Zenly(ゼンリー)は、スマホのGPSによる位置情報を利用した、お互いの居場所を通知しあうアプリです。Zenly(ゼンリー)で登録した友人や家族の行動履歴がわかるため、利用方法を間違えれば、個人情報が露出する問題や人間関係にも影響を与えることが考えられます。

このページでは、Zenly(ゼンリー)を使ってどんなことができるかを解説した上で、安全なZenly(ゼンリー)との付き合い方やどのようなリスクが存在するのか、Zenly(ゼンリー)の位置情報を変更する方法について説明していきます。

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Zenly(ゼンリー)とは

まずは、Zenly(ゼンリー)のことをよく知らないけど、今後使う必要があるという方のために、簡単にZenly(ゼンリー)がどのようなアプリなのかを説明していきます。

Zenly(ゼンリー)というアプリは、フランスのZenly(ゼンリー)社が開発したもので、2017年にSNS運営大手のSnapに買収されています。

日本でもJC・JK流行語大賞2018で3位に入り知名度を上げていました。2020年にはAndroid版だけで1,000万ダウンロードを記録しており、身近な人でも利用されている方は多いと思います。

Zenly(ゼンリー)はインストールすることで個人情報が流出してしまうようなウイルスアプリやマルウェアのような危険性があるわけではありませんが、利用方法によっては常に位置情報が特定の知人に筒抜けになってしまう可能性があるという使い方ができるアプリになります。

Zenly(ゼンリー)で出来ること

Zenly(ゼンリー)の使い方としては、基本的には「位置情報を利用したSNS」としての使い方があります。

友達とメッセージでやりとりする
自分や友達の足跡（移動記録）を参照する
自分が行ったことのない場所を開拓する（フットプリント）
アイコンを集める

行動履歴と束縛のイメージが強いZenly(ゼンリー)ですが、あくまでも位置情報を使ってのコミュニケーションツールであり、マップの位置情報を利用した楽しい機能もたくさんあります。

実際のZenly(ゼンリー)位置情報の利用シーン

待ち合わせの時に相手の到着を知ることができる
スマホを無くしたときに友達に探してもらえる
移動履歴からこどもの安全をチェックする
予定にない外出でも、近くの友達と遊ぶことができる
仕事などで移動や在宅が義務付けられているときに行動を証明できる

「居場所を知られてしまう」のは、時としてデメリットに転じることもありますが、ポジティブな側面としては「ちょっと誰かと遊びたい」というときに、近くにいる友達とお互いの都合の良い時間に少しだけ遊ぶ、ということが気軽にできる点がいいと思います。

Zenly(ゼンリー)の本当は怖いデメリット

Zenly(ゼンリー)の位置情報を知られることでの危険性については後半で解説しています。Zenly(ゼンリー)を利用することで生じるデメリットについて、まずはポイントだけを簡単に説明します。

電池の消耗が早くなる
プライベート/ひとりでいるための時間がなくなる
お互いの位置情報を気にしすぎて集中できない
友達の行動通知が届きすぎる

相手の居場所を知ることができる、というのは相手への信頼の上で成り立つわけですが、この信頼関係にヒビが入ったときには、相手の行動を監視しないと気が済まない、という強迫観念が湧いてくるというデメリットがあります。知らなくてもいいことまで知ってしまうのは、気持ちとして落ち着くものではないのかもしれません。

Zenly(ゼンリー)を安全に使うためにやっておくべき基本設定

Zenly(ゼンリー)でやってみたいことや、知っておきたいことを簡単にまとめてみましたので、最初の設定をするときに参考にしてみてください。

パスワードを設定する

Zenly(ゼンリー)アカウントにはパスワードがないため、スマホのロックさえ外されてしまうと自由にZenly(ゼンリー)が利用されてしまい、場合によってはアカウントが乗っ取られる可能性があります。

Zenly(ゼンリー)の登録作業について

Zenly(ゼンリー)は利用開始時に「自分の名前」や「生年月日」を登録します。電話番号登録と一緒に、SMSを利用した認証コードの入力も必要になります。

Zenly(ゼンリー)では、スマホ端末の買い替えなどでアカウントを別端末に移動させる際には、同じように生年月日と登録した電話番号でのSMSの認証コードで本人確認をします。

Zenly(ゼンリー)アカウントは簡単に利用される

逆に言えば、スマホを短時間でも利用できる状態にしておくと、電話番号の知っている相手であればZenly(ゼンリー)の登録作業は完結することになります。つまり、ちょっとした知り合いであれば、スマホのロックを外されてしまえば知らないうちにZenly(ゼンリー)をインストールされて、位置情報を観測されてしまうという可能性があります。

Zenly(ゼンリー)にはログインなどのためのパスワードは存在しないので、知らない人に勝手にZenly(ゼンリー)アプリの設定を変えられたりしないためには、スマホ側のパスワードを強化しておくことが安全につながります。

また、Zenly(ゼンリー)では次に紹介する方法で友達追加などができるのですが、SNSアカウントなどと連携して友達申請などを行うことができます。操作上、SNSアカウントのパスワードが必要なこともあるので、一度、連携するSNSのパスワードについても確認しておきたいところです。