カテゴリ: iPhoneデータ復元
メッセージ機能は、ビジネスや日常の中で使われる便利な機能です。では、メッセージ機能にもさまざまな種類があることはご存知でしょうか。SMSやMMS、iMessageなど、同じメッセージでも複数のサービスが存在します。
iPhoneでは「メッセージ」で自動判別されるため、いつの間にか通信料金が発生していたなどのトラブルも起こるでしょう。本記事では各サービスの特徴、料金や文字数をご解説します。共通点や相違点もご解説しますので、ぜひお役立てください。
メッセージ機能とは、送信先の電話番号やアドレス、Apple IDなどを介してメッセージを送受信する機能です。メールと混同しがちな機能ですが、メールは長文や大容量ファイルのやり取りに適します。メッセージは短文を使ったチャット形式でのやり取りに特化しているため、上手に使い分けましょう。
iPhoneの「メッセージ」で使用するサービスは、SMS、MMS、iMessageの3種類です。各サービスによって特徴が異なります。意外な料金が発生しないためにも、よく理解したうえで使い分けが大切です。
SMSとは「ショートメッセージサービス」の略です。主な機能や料金、文字数をご解説します。
SMSは電話番号でやり取りし、機種によっては料金が発生します。文字と絵文字のみを送信でき、件名や画像は送信できません。 電話番号を使用するため、信頼性の高い機能です。現在でもオンラインでの登録やアプリ利用時などの認証手段として使用されます。
SMSの料金は送信時のみ発生します。iPhoneでは、全角70字までのメッセージ1通につき3円の料金が発生します。一定の文字数ごとに増額し、最大文字数である全角670字では30円が発生します。
MMSとは「マルチメディアメッセージングサービス」の略です。主な機能や料金、文字数をご解説します。
MMSとは、キャリアメールのことです。通信会社の独自アドレスでやり取りし、データ通信を使用します。文字や絵文字だけでなく、件名や画像、動画などのデータの送信も可能です。
データ通信を使用して送受信するため、MMSの料金は実質無料といえるでしょう。文字数は無制限で入力可能です。
iMessageとは、iOS独自のメッセージ機能です。主な機能や料金、文字数をご解説します。
iMessageとは、Apple製デバイスの「メッセージ」で使用できる独自機能です。文字や絵文字、画像、動画などを送信できます。
iMessageはから自動判別します。Apple製デバイスであればiMessage、メールアドレスであればMMS、電話番号であればSMSに切り替えます。料金を発生させたくない場合は、SMSを送信しない設定にも変更可能です。
MMS同様に、データ通信を使用して送受信します。そのため、料金は実質無料といえます。もちろん、文字数は無制限で入力可能です。
各メッセージ機能の相違点と共通点をご解説します。主な相違点は、通信方法と送信内容です。共通点は、チャット方式に特化しており、iPhoneの同一アプリから送受信可能です。
大きな違いは通信方法です。SMSは電話回線でやり取りするため、文字数に応じた料金が発生します。
MMSでも正確には発生します。しかし、データ通信でやり取りするため、現在では定額となる場合がほとんどでしょう。SMSではテキストのみ、MMSではテキストのほかに件名、画像や動画なども送信できます。
SMSとMMSの共通点は、チャット形式に特化していることです。メールのようなやり取りには向いていません。ビジネスでの場面、緊急連絡や認証の場面などに向いています。
また、SMSとMMSはiPhoneの「メッセージ」から送受信可能です。宛先次第では、iMessageで送受信できます。外出先や仕事中でも使用できるため、適宜使用しましょう。
自宅でスマホのあらゆるトラブルを解決!
藤原 弘子
編集長