クラウド内に保存されているファイルを整理するために、異なるクラウドへファイル移動やファイル転送をおこない、万が一のために同じファイルを最新の情報に保存しておきます。このようにして、複数のクラウドを使いやすい環境に整えていきます。しかし、複数のクラウドを利用しているために、これまで順調だった処理に突然、エラーが発生してしまうこともあります。それらの原因について調べた結果を紹介します。
複数のクラウドを保持し、異なるクラウド間のファイル転送や同期処理をおこなうと、クラウドによっては処理結果の異なることがあります。たとえば、OneDriveからGoogle Driveへファイル同期を実行すると、Google Driveでは、ファイル形式を問わず、処理を完了させます。反対に、Google DriveからOneDriveへファイル同期を実行すると、OneDriveでは、同期の対象となっているファイルが、対象外のファイルであると判断すると、同期エラーが表示されます。
そのほかに、ファイル名が規定の文字数よりも長いことを理由に受け入れ拒否されたり、ファイル名に使用禁止となっている文字や記号がはいっているため、そのことが原因でエラー表示するなどの事象が発生することもあります。
パソコンを使ったクラウド間のファイル共有の方法について説明します。
クラウドの転送元からローカルエリアにあるパソコンに転送ファイルを一旦保存し、保存した転送ファイルをクラウドの転送先へ保存する方法です。こちらの方法は、ローカルで接続されているパソコンにも転送ファイルが保存され、管理することもできますので、そのような意味ではファイルの共有ができます。
ローカルに接続されているパソコンのデスクトップ画面に、クラウドごとのデスクトップ用アイコンをインストールしておきます。そのアイコンをダブルクリックすることで、エクスプローラが起動するようになります。そして転送元のクラウのエクスプローラ画面と転送先のクラウドのエクスプローラ画面を表示させて、ファイル転送やファイル共有をおこないます。エクスプローラを起動する手間がかかりますが、ローカル接続のパソコンを間に入れる必要がありません。
ファイル共有をする場合は、エクスプローラ画面の左側にあるドキュメントへコピー&ペーストすれば、手動によるファイル共有ができます。その場合、ドキュメントではなく、デスクトップでも構いません。
ローカル接続のパソコン以外に、外部装置(USBメモリやCD、DVDなど)にバックアップ用としてファイル転送や共有することもできます。こちらは、使用しているパソコンが故障した場合に備えての方法になります。
複数のクラウを通じてファイル移動やファイル転送について述べてきました。 確実に処理するための方法はいくつか存在しますが、やはりなんと言ってもクラウドサービスに合わせて、クラウド管理機能を保有し、ファイル転送、ファイル同期、アカウントやクラウドの一括管理をおこなうソフトウェア「InClowdz」を使うと、確実に処理することができます。
それでは、さっそく、「InClowdz」について紹介します。
利便性が高く、初めての方でも簡単な操作で処理する「InClowdz」には、3つの機能があります。
以上の機能があり、そのうちの「1.複数のアカウントで異なるクラウド間のファイル転送機能」を使用することで、ファイル移動が簡単確実に処理できます。
操作方法については次のとおりです。
まず、はじめに、Web上から「InClowdz」をダウンロードし、パソコンへインストールします
※クラウドが登録されていない場合は、その旨、表示されます
→画面の左側にあるメニューより「転送」を選択します
→画面のほぼ中央に位置するところに、転送元のクラウドを追加します
→画面のほぼ中央に位置するところに、転送先のクラウドを追加します
→転送元クラウドから対象となるファイルを選択します
→転送先クラウドの保存領域となるフォルダがあれば、指定する。
→画面最下部に「転送ボタン」が表示されているのでそのボタンをクリックすると処理が開始されます。
「InClowdz」の無料版がありますので、ぜひお試しください。
ファイル移動やファイル転送は、「InClowdz」を使うことで簡単に処理を完了できます。 複数のクラウドのアイコンを作成し、エクスプローラを開いて、ファイル移動もできますが、中には、ローカルに接続しているパソコンを経由しなければ、ファイル移動できない場合もありますので、やはり、クラウドサービス管理機能を持ったソフトウェアを利用するのが、最善のように感じます。
akira
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