Webブラウザで情報検索をする時は、個人差はありますが、どちらかというとGoogleの利用者が多いのが現状です。しかし、Internet Explorerの操作に慣れ親しんだ人もたくさんいますので、Microsoft Edgeになってからも利用者はたくさんいます。しかし、Google DriveとOneDriveのファイル同期やクラウド同期について調べたところ、気になる点がいくつかありましたので、その内容について紹介します。
Google Driveの特徴としては、いつでも、どこでも、パソコンでも携帯端末からでもアクセスし、ファイルや写真の保存ができることです。最近では、購入したパソコンや携帯端末には必ずと言ってよいほどWebブラウザのGoogle(Gマーク)が組み込まれ、画面のトップページに表示されています。
その理由をたどると、初心者でも使いやすく、安心安全にファイルや写真などの保存ができるからです。
ただし、利用するにはアカウント登録を必要とします。ということは、アカウントがあれば、インターネット接続が可能なパソコンがあれば、利用できるということです。
OneDriveは、Microsoft Officeに関連するオンラインストレージサービスで、WordやExcelで作成した文書や資料を簡単かつ安全に保存できるという特徴を持っています。そして、こちらもインターネット接続が可能なパソコンがあれば、いつでも手軽に利用できるという特徴もあります。
ただし、利用するにはアカウント登録を必要とし、そのアカウントはMicrosoft OfficeのWordやExcel、Outlookなどと関連性を持ち、セキュリティはアカウントにより強化されています。
双方に共通することで、参考情報ではありますが、アメリカの調査専門機関が、オンラインストレージサービスの利用状況を把握するために、Webによるアンケートを4,408名に対しておこなったところ、Google Driveを利用している人は1,000人で他のオンラインストレージサービスを引き離し、堂々の1位でした。またMicrosoft OneDriveを利用している人は560人で第4位という結果でした。
ちなみに2018年の報道では、世界中でGoogle Driveを利用している人は10億人を超えると発表があり、それから3年近く経過していますが、さらに増加しているという情報がありました。一方でMicrosoft OneDriveを利用している人は20万人という情報もありました。
OneDriveとGoogle Driveをそれぞれ転送元クラウドまたは転送先クラウドとしたときのファイル同期についてどのような方法があるのか調べた結果を紹介します。
異なるクラウド間のファイルを統一しにくい
方法1
あらかじめデスクトップ用のアイコンを表示できるようにしておき、エクスプローラーで転送元のGoogle Driveを開き、同じくエクスプローラーで転送先のOneDriveを開いて、転送元で選択したファイルを転送先へコピー&ペーストします。
すると、OneDriveに新しく保存されたファイルと転送元のファイルと同期をとるための処理が始まります。しかし、この方法では、転送元のファイルと同期できないこともあります。
その理由は、OneDriveは、Office系のオンラインストレージのために、WordやExcelとの互換性がない、ファイル名に使用してはならない記号が含まれているといった不具合により、作業が中断してしまうためです。そのほか、Windowsで作成した文書なら良いのですが、Macで作成した文書は、Windowsの文書として保存され、同期処理をおこなったあと、ファイルを開くと、ところどころ、文字化けが発生していることも同期が取れない理由の一つです。
方法2
あらかじめデスクトップ用のアイコンを表示できるようにしておき、エクスプローラーで転送元のOneDriveを開き、同じくエクスプローラーで転送先のGoogle Driveを開いて、転送元で選択したファイルを転送先へコピー&ペーストします。
すると、Google Driveに新しく保存されたファイルと転送元ファイルとの同期が自動的に開始されます。同期処理終了後、転送先のファイルを開くと、特に問題もなく、同一内容で保存されていることが確認できます。
その理由は、Google Driveのファイル転送や同期処理機能がサポートするクラウド同期を実施しているからです。この機能については、OneDriveにも備えられていますが、Google Driveは、ファイル形式を問わず、転送や同期ができる仕組みになっているのも理由の一つです。
以上のことからまとめると、クラウドサービスを利用しないで異なるクラウド間のファイル同期処理をおこなった場合は、何らかの不具合が生じてしまい、統一しにくいことがわかります。
異なるクラウド間でファイル同期処理をおこなうためには、やはり、クラウドサービスを利用するのが最も良い方法であることがわかりました。そこで、異なるクラウド間でのファイル転送や同期を安全安心に、そして確実におこない、クラウドやアカウント情報を管理するクラウド管理機能を備えたソフトウェアInClowdzを紹介します。こちらのソフトウェアを使うと、同期処理も簡単に実現します。
InClowdzには
1.複数のアカウントで異なるクラウド間のファイル転送機能
2.異なるクラウド間のファイル同期機能
3.複数のアカウント、異なるクラウドなどを一括管理する機能
以上、3つのクラウド管理機能を備え、安全安心、そして確実に処理をおこなう大変利便性の高いソフトウェアです。
Google DriveからOneDriveへのファイル同期、OneDriveからGoogle Driveへのファイル同期は、このInClowdzを使うことで簡単に実現しますので、体感していただくためには無料版をダウンロードして、操作ガイドを参考にしながら、ぜひ、その真意を確かめてください。
(注)無料版は、転送のみの処理となりますので、ご注意下さい。
異なるクラウド間のファイルの転送や同期について、Web検索すると多種多様に情報が表示されます。表示された内容のほとんどは、クラウドサービスを利用した方法で、InClowdzを使用した方法も含まれていました。これからInClowdzというソフトウェアが市場を専有するのは時間の問題ではないかと予測しています。 繰り返すようですが、InClowdzの無料版でぜひ、実感を味わってください。
藤原 弘子
編集長