世界的で最も使われているメッセージアプリ「WhatsApp」について、興味がある方は少なくないでしょう。
しかし、その使い方や使い道について、よく知らないため、もっと理解を深めたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、WhatsAppについて、ダウンロード方法から使い方まで詳しくご紹介します。
スマホ間でのデータ移行方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Part1:WhatsAppとは?LINEとの違いと日本での位置づけ
まずは、WhatsAppとはどういったアプリかを詳しく解説します。
Part1-1:WhatsApp(ワッツアップ)の基本概要
WhatsAppとは、世界180か国で30億人以上に使用されている最も有名なメッセージアプリです。
WhatsAppの特徴:
- 世界で最も使用されているメッセージアプリ
- チャット機能・音声通話機能・ビデオ通話機能が使える
- 機能がシンプルで誰でも使いやすい
- 通信料金のみで使用できる
- 日本のユーザー数が少ない
WhatsAppはシンプルで使いやすく、海外とも通信料金のみで連絡できるため、世界的に使用されています。
Part1-2:WhatsAppとLINEの主要な違い
WhatsAppとLINEはどちらもチャット(グループチャット)機能や音声通話、ビデオ通話があります。
しかし、他の機能についてはそれぞれ異なる特徴があるため、表形式でご紹介します。
機能 | LINEの対応状況 | WhatsAppの対応状況 |
友だち機能 | ◯(あり) | ✕(なし) |
ID機能 | ◯(あり) | ✕(なし) |
スタンプ・絵文字 | ◎(豊富に用意されている) | ◯(基本絵文字などは使用可能。スタンプは少ないが、GIF画像が使用できる) |
公式アカウント(企業や有名人など) | ◯(プロモーションや情報発信に使用) | ✕(LINEのようなプロモーション機能は無し。ビジネスアカウントはあり) |
タイムライン機能 | ◯ | ✕ |
通話・ビデオ通話 | ◯(国内向け) | ◎(海外との連絡にも使用可能) |
セキュリティ | △(一部のみ) | ◎(すべてエンドツーエンド暗号化) |
広告 | ◯(あり) | ✕(なし) |
WhatsAppでは基本的にスマホの「連絡先」に保存された方と連絡できるという仕組みとなっております。
そのため、WhatsAppはLINEと異なり、IDや友だち申請、友だちなどの機能はありません。
日本では最も使用されているメッセージアプリはLINEですが、世界的にはWhatsAppが最も使用されています。
Part1-3:日本でWhatsAppを使う主要なメリット
日本でWhatsAppを使用するメリットとして、以下の点が挙げられます:
- 海外の方との連絡がしやすい
- 写真や動画、ドキュメントの共有が簡単
- ID作成せず、電話番号だけで使用できる
世界的にはLINEよりもWhatsAppの方が利用者数が多いため、海外の方との連絡に最適です。
WhatsAppは、SMSや通話料金なしでメッセージの送受信・ビデオ通話などを行える上、電話番号のみで気軽に連絡ができるのもメリットです。
Part2:WhatsAppのダウンロードと初期設定【iPhone・Android対応】
次はWhatsAppのダウンロード方法と、初期設定の方法をご紹介します。
Part2-1:公式アプリの安全なダウンロード方法
公式アプリは、AndroidであればGoogle Play、iPhoneであればApp Storeからダウンロードすると安全にご利用いただけます。
具体的な方法は以下の通りです。
Androidの場合
- ステップ1:「Google Play ストア」アプリを起動する
- ステップ2:「WhatsApp」を検索する
- ステップ3:「WhatsApp」をダウンロードする
iPhoneの場合
- ステップ1:「App Store」アプリを起動する
- ステップ2:「WhatsApp」を検索する
- ステップ3:「WhatsApp」をダウンロードする
WhatsAppは、Android、iPhoneどちらも公式のストアからダウンロードしましょう。そうすれば、ウイルスやマルウェアなどの被害に合うことがなく、安全にご利用いただけます。
Part2-2:初期設定と電話番号認証
WhatsAppの初期設定方法は以下の通りです:
- ステップ1:ダウンロードした「WhatsApp」アプリを開く
- ステップ2:電話番号を入力する
- ステップ3:SMSに届いた認証番号を入力するとプロフィールが作成されます
WhatsAppは電話番号での認証となり、登録した電話番号宛てにSMSで認証番号が届きます。そのため、登録する電話番号を間違えないようにしましょう。
Part2-3:日本語設定とプライバシー設定
次は日本語設定とプライバシー設定の方法をご紹介します。
iPhoneの日本語設定
- ステップ1:iPhoneの「設定」アプリを開く
- ステップ2:「一般」>「言語と地域」>「言語を追加」をタップし、使用したい言語を選択する
- ステップ3:「最優先の言語を〇〇(選んだ言語)に変更しますか?」と表示されるため、選んだ言語を選択する
こうすれば、WhatsAppの言語が選択した言語に変わります。ただし、iPhoneの場合は、他のアプリもその言語に変更されるためご注意ください。
Androidの日本語設定
- ステップ1:WhatsAppで「設定」を開く
- ステップ2:「設定」から「言語」を選択する
- ステップ3:「日本語」を選択する
プライバシー設定
WhatsAppでプライバシーの設定を行う方法は以下の通りです。
- ステップ1:WhatsAppで「設定」を開く
- ステップ2:「設定」から「プライバシー」を選択する

プライバシーでは以下の設定が行えます。
- 最終接続とオンラインの表示設定(全員・連絡先のみ・公開しない)
- 「プロフィール写真」の公開範囲
- 基本情報の公開範囲
- リンクの共有範囲
- グループに追加できる人の範囲
- アバタースタンプの公開範囲
- ステータスの公開設定
- 開封証明(既読通知の有無)
- デフォルトメッセージタイマー(一定時間経過後にメッセージを消すタイマー設定)
- アプリロック
- チャットロック(パスコードを設定)
- カメラエフェクトの許可設定
- 不明アカウントのメッセージをブロック
- 通話でIPアドレスを保護
- リンクプレビューをオフにする

また、以下の方法で2段階認証が設定可能です。
- ステップ1:WhatsAppで「設定」を開く
- ステップ2:「アカウント」を開き、「2段階認証」>「オンにする」をタップ
- ステップ3:指示に従って設定を行う

Part3:WhatsAppの基本的な使い方マスターガイド
ここからは、WhatsAppの基本的な使い方について詳しくご紹介します。
Part3-1:基本的なメッセージ機能
WhatsAppには、基本的なメッセージ機能が搭載されており、メッセージの作成・送信など、LINEと同等の機能が使用できます。既読のメッセージかどうかの確認も行えます。
写真の送信以外にも、スタンプやGIF画像の送信機能もあり、友人や家族とのコミュニケーション手段として最適です。
WhatsAppのメッセージ機能:
- メッセージの作成と送信
- 既読確認機能
- スタンプやGIF画像の送信
Part3-2:音声通話・ビデオ通話機能
WhatsAppには、音声通話機能とビデオ通話機能があり、友人や家族と音声やビデオでのコミュニケーションが可能です。
LINEと同様にインターネット接続のみで通話が行えるため、通話料金はかかりません。
通話機能の特徴:
- 音声通話機能
- ビデオ通話機能
- インターネット接続で通話料無料
Part3-3:グループチャット機能
WhatsAppでは、LINEなどのメッセージアプリと同様に、グループチャットを作成することが可能です。
最大で256名まで参加できるため、大人数のグループでも安心してご利用いただけます。
グループチャットの特徴:
- 最大256名まで参加可能
- 大人数のグループにも対応
Part4:機種変更時のデータ移行完全対策(Dr.Fone活用法)
次は機種変更時のデータ移行について、詳しくご紹介します。
Part4-1:機種変更時のデータ移行方法
機種変更時のデータ移行方法について、ご紹介します。
使用するOSによって移行方法が異なるため、以下に表形式でまとめました。
iPhoneからiPhoneへのデータ移行方法
iPhoneからiPhoneにデータ移行したいときは、標準装備されている「クイックスタート」機能を利用しましょう。
「クイックスタート」の使用方法:
- 新しいiPhoneの電源を入れて、古いPhoneの近くに置く
- 指示に従って設定を行い、「クイックスタート」の画面まで進む

出典:Apple公式ホームページ - クイックスタートを使って新しい iPhone や iPad にデータを転送する
- 古いiPhoneに「新しいiPhoneを設定」というウィンドウが表示されるため、「続ける」をタップする
- 古いiPhoneでカメラが起動し、新しいiPhoneに表示されたイメージ画像を読み込む
- 新しいiPhoneでパスコードを入力し、Face IDやWi-Fiをはじめとした設定を終わらせる
- 「iPhone(古いiPhoneの名前)からデータを転送」と表示されたら「続ける」をタップ
- 利用規約画面が表示されたら「同意する」をタップし、画面の案内に従って設定を終わらせる
iPhoneからiPhoneへのデータ移行の場合、新しいiPhoneの起動画面からすぐに「クイックスタート」機能を使用できます。
AndroidからAndroidへのデータ移行方法
AndroidからAndroidへのデータ移行では、「設定」アプリの「バックアップ」機能を使用する方法があります:
- ステップ1:古いAndroidで「設定」アプリを開く
- ステップ2:「Google」>「バックアップ」をタップ
- ステップ3:「今すぐバックアップ」をタップしてバックアップ作成するか、「Google One バックアップ」をオンにして指示に従う
これで古いAndroidのデータをバックアップできます。
バックアップを取ったら、新しいAndroidで古い端末と同じGoogleアカウントでログインすれば、すぐさまデータ移行が行えます。
AndroidからiPhoneへのデータ移行方法
AndroidからiPhoneへのデータ移行方法として、Appleが「iOSに移行」アプリを用意しています。
「iOSに移行」アプリの使用方法:
- 新しいiPhoneの電源を入れて、古いAndroidデバイスの近くに置く
- iPhoneで「クイックスタート」の画面まで設定を進めて、「もう一方のデバイスなしで設定」をタップ

出典:Apple公式ホームページ - AndroidからiPhoneまたはiPadに移行する
- 「アプリとデータを転送」の画面まで移動したら「Androidから」を選択
- 古いAndroidで「iOSに移行」アプリを開き、指示に従って設定を進める
- 新しいiPhoneで「Androidから移行」の画面で「続ける」をタップ
- 新しいiPhoneの画面に10桁か6桁のパスコードが表示されるため、古いAndroidでそのパスコードを入力

出典:Apple公式ホームページ - AndroidからiPhoneまたはiPadに移行する
古いAndroidで「続ける」をタップし、新しいiPhoneが作成したWi-Fiに接続する
古いAndroidで転送するコンテンツを選択し「続ける」をタップ
これでデータ移行は完了です。残りの設定を完了し、iPhoneを使用しましょう。
AndroidではWi-Fiへの接続が必須のため、必ずWi-Fi機能をオンにしておく必要があります。
なお、「iOSに移行」アプリは、Google Playストアからダウンロード可能です。
iPhoneからAndroidへのデータ移行方法
iPhoneからAndroidへのデータ移行方法として確実なのは、Googleドライブの利用です。
しかし、この方法では連絡先や写真・動画、カレンダーのみしかデータ移行できないためご注意ください。
Googleドライブのデータ移行方法:
- ステップ1:古いiPhoneに「Google ドライブ」アプリをダウンロードする
- ステップ2:「Google ドライブ」アプリを開き、「設定」から「バックアップ」をオンにする
- ステップ3:「設定」アプリからiMessageとFaceTimeをオフにし、新しいAndroidを起動して同じGoogleアカウントでログインする
また、一部のAndroid機種ではiPhoneとAndroidを有線接続すると、データ移行できるものも存在しています。
新しくAndroid端末を購入する場合は、対応しているか確認してみるとよいでしょう。
Dr.Foneを活用したデータ移行方法
Wondershareが提供するDr.Fone - WhatsAppデータ転送を使用することで、データ移行がスムーズに行えます。
特に、「iPhoneからAndroid」へのデータ移行は、公式方法がない場合があり、Dr.Foneの利用が簡単でおすすめです。
Dr.Foneでデータ移行する方法:
Step 1 – Dr.Foneを起動

まず、パソコンにDr.Foneをダウンロードし、ソフトを起動します。
「スマホデータ移行」を選択してから、スマホを接続します。
Step 2 - Dr.Foneでデータ移行

データ移行するコンテンツの種類を選択し、「コピー開始」をクリックします。
Step 3 – Dr.Foneでデータ移行完了

「データをコピーしています」という画面と進捗バーが表示されます。
コピーが終了するまでお待ちください。
作業を中止したくなった場合は、「キャンセル」をクリックするとコピーを中止できます。
まとめ
今回は、WhatsAppアプリについて詳しくご紹介しました。
WhatsAppアプリは世界的に使用されているメッセージアプリで、海外との連絡や、電話帳に登録されている方との連絡手段として活用いただくのがおすすめです。
WhatsAppをはじめとしたデータの移行には、データ移行アプリの使用をおすすめします。
特に、Dr.FoneはiPhoneからAndroidなど、OSをまたいだデータ移行も可能ですので、ぜひ一度利用をご検討ください。