iOS 13ベータ版をインストール出来るようになりましたが、ベータ版は動作が安定せずフリーズや強制終了を起こす場合があり、既存のアプリが使えなくなってしまうことがあります。そんな時、前のバージョンに戻したい方のために安全にiOS 12へダウングレードする方法を紹介します。
データの復元のために必ずバックアップをとり、以下の手順を参考にしながら行ってください。
iOS 13ベータ版からiOS 12へダウングレードするためにはiPhoneにiOS 12を再インストールする必要があります。
再インストール後に初期化されデータが書き換わってしまうため注意が必要です。注意が必要なのは13ベータ版でとったバックアップは、ダウングレードすると違うバージョンのため使用不可になることです。iOS 12の時点でバックアップをとっておく必要があります。クラウド上で保存したい場合は「iCloud」、PC内で保存したい場合は「iTunes」を利用してデータの複製を作成しておきます。またPCへ移動する際にiPhoneでファイルマネージャー系のiOSアプリを利用すると便利です。
ここまでの方法でエラー・不具合等により復元できなかった場合は、リカバリーモードを使用して行ってみましょう。次で説明を行うため飛ばしてください。ダウングレードが終了したらデータの復元を行うことができます。
13ベータ版でバックアップを取っていても、ここで選択肢に表示されず復元することができないため注意してください。
リカバリーモードを利用してダウングレードすることもできます。
PCでリカバリーモードの画面が表示されれば成功です。
iPhone6以前の場合…サイドボタンを長押した後に電源を切りホームボタンを長押しします。
iPhone7の場合…サイドボタンを長押した後に電源を切り音量の下げる方を押します。
iPhone8以降の場合…音量ボタンを長押しし、電源を切った後にサイドボタンを長押しします。
実際にダウングレードする手順です。
以上の方法で13ベータ版からiOS 12へのダウングレードとデータ復元が行えます。いずれの方法でもiPhoneは初期化され集荷時の状態に戻ってしまいます。データが完全に消去されてしまうため、iOS 12の時点でバックアップを忘れずにとっておくことに注意しましょう。もしもデータのバックアップを忘れてしまったり、何らかのエラーが出た場合は自分で無理に触らずお近くの携帯ショップへ連絡することが大切です。
iPhoneバックアップ復元ソフト
藤原 弘子
編集長