カテゴリ: iPhone GPS変更
iPhone はしっかりとチェックされた安全なアプリだけが利用できるというのは大きなメリット。ウイルス感染やマルウェアに iPhone を乗っ取られたりする可能性が少ないので安心して使えます。
しかし、 iPhone や iPad を利用していると、 Android 端末のようにアプリなどを使って自由にカスタマイズができずに不便に感じることがあります。位置情報に関しても、 Android 端末ならアプリをインストールすれば簡単にできますが、 iOS では安全性を担保するためにも、不正アプリの利用が難しくなっています。
このページでは「位置情報を偽装したいけど、 iPhone の AppStore では位置偽装ができるアプリがない」とお悩みのかたに、ウイルス感染などの心配がなく、安全に利用できるツールについてご紹介していきたいと思います。
iPhone や iPad の位置情報を変更させたいシーンはいくつかあります。
個人情報を守りたいときや、相手に居場所を知られたくないとき、あるいは最近流行りのゲームで効率よく楽しみたいときなどが考えられます。
スマホをはじめとしたデジタルデータでの写真には、撮影日時の他にも GPS 機能から取得した位置情報についても付与されています。
この写真に付与されたデータは Exif (エグジフ / イグジフ)と呼ばれ、写真を管理する際のタグなどとして利用され、自動整理機能などに役立てられています。
スマホアプリなどでは位置情報を参考にして特別な(〇〇旅行の思い出、などの)アルバムなどを作成できる機能などがあるものもありますが、これは画像データひとつひとつに位置情報などがセットで記録されているためです。位置情報については「 Geo-tag 」と呼ばれています。
しかし、 SNS などに写真を公開するときに、詳細な位置情報まで知られてしまうとストーカー被害をはじめとして、思わぬトラブルに発展してしまう可能性があります。投稿画像の位置情報で、大体の生活圏や行きつきのお店などが把握されてしまうためです。
Facebook や Twitter 、インスタグラムなどの主要 SNS では、この位置情報については自動で削除されるようにはなっています。しかし、ブログ投稿や E メールなどで相手に写真を提供する場合には、この位置情報が付与されたままとなってしまう可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
位置情報を活用することで、 SNS での集客に利用できることもあり、作成する画像データに意図的に共有されやすい位置情報を付与して拡散を求めることもできます。 Google マップを利用した口コミ投稿などはより効果的に位置情報を利用できると考えられます 。
iPhone では、ファミリー共有や「友達を探す」アプリの設定によって位置情報を家族と共有することができます。登録相手に随時位置情報が共有可能となるため、子供の安全管理として利用する際に重宝します。友人などを相手に、時間を決めて位置情報を共有することで待ち合わせなどにも利用可能な機能で、 Android 端末でも Google マップを共有することで応用できます。
ただ、家族や恋人、友人であっても位置情報が相手に知られてしまうというのはあまり気持ちの良いものではありません。サプライズパーティーなどを計画しているときには、友人同士で集まっている際に、特定の友人だけは参加してほしくない場合だってあります。
Zenly のような位置情報共有ツールもあるため、位置情報を誤魔化したいと感じる場面は増えていると思います。そのような際に、位置情報を変えることができるのは心のゆとりを生み出すためにも重要だと考えられます。
最近のスマホゲームなどでは、位置情報を利用して遊べるものもあります。
日本国内では「 Pokemon Go 」や「ドラクエウォーク」などが人気で、特定のモンスターを集めたりするのが位置情報と連携する面白さとマッチして、虫取り少年に戻ったような気持ちになれると老若男女に人気が出ています。
ゲームの位置情報は、スマホの GPS 機能から取得したデータを参照しています。ゲームとなると、競争意識もあって誰よりも多くのモンスターを集めて、強くすることが大切ですが、位置情報を偽装できるとその効率は格段に上がります。
最近の位置情報偽装ツールを使えば、特定のポイントからポイントまでの経路作成をして、マップ上を自由に歩行させたりすることができます。ゲームの利用規約には違反する可能性はありますが、ツールが精巧であるほどゲーム側からは感知されずに利用できることもあり、アカウントを守るためにも良質なツールを選ぶ必要があります。
ここからは、 iPhone や iPad で利用できる「位置情報を偽装するアプリ / ツール」について解説していきます。
Dr.Fone はツールとしての使い勝手、位置情報の正確さ、 iPhone との親和性などにおいて最も利用しやすい位置情報偽装ツールです。
Dr.Fone の GPS 変更には以下のような特徴があります。
Dr.Fone の利用方法とても簡単です。まずは、以下のボタンから Dr.Fone を無料でダウンロードしてみてください。
まずは、メニュー画面から「GPS 変更」という項目を選びます。 Dr.Fone は GPS 変更機能の他にも iPhone や iPad で使える機能が盛り沢山です。
iPhone/iPadとDr.FoneをインストールしたパソコンをUSBケーブルで繋げたら、あとは開始を押すだけ。
自動で端末が認識されるので、確認してから「次へ」を選びます。
あとは、 3 つのモードから位置情報を変更するだけです。
現在地を書き換えて、瞬時に指定したポイントに移動させることができるのが「テレポートモード」です。 SNS にアップする写真を編集する際に位置情報をつけたいときや、位置情報が共有される相手に本当の居場所を知られたくない時に重宝します。
ウォーキングモードでは、現在地から指定したポイントへ経路を作成し自動で移動することができる機能です。ゲームでの利用や、位置情報共有相手に「移動中」であることを伝える時に活躍します。
フリールートモードでは、マップ上の複数のポイントを指定して経路を自分で自由に作成することができる機能です。ゲームでレアモンスターが出現するポイントを往復させるなどで、自動化させる時などに便利です。
iSpoofer は、正規のアプリストアを経由しないアプリを利用して位置情報を偽装するツールです。 iPhone だけで利用できるのが特徴ですが、非正規アプリ・ソフトウェアの利用に慣れていない方には難しい操作となるかもしれません。
iSpoofer を利用するには、 AppStore を経由せずにアプリをダウンロードする必要があります。 iPhone のアプリは IPA という形式のファイルになるのですが、これを iPhone でダウンロードしても、 iPhone 本体の「プロファイルの認証(信頼)」作業が必要になります。
また、正規のアプリではないので、アプリの更新なども手動で行う必要があります。アプリにも iPhone にも干渉する操作になるので、 iSpoofer を模したアプリなどをインストールしてしまうとマルウェアとして悪影響を与えるリスクがあります。
また、 iSpoofer はポケモン Go のチートに利用できるツールが豊富にあります。ポケモン Go で楽しむ上で、パソコンを使えない方にとっては選択したいものだと思います。しかし、 2020 年の 9 月ごろより利用できなくなっています。
PokeGo++ も iSpoofer と同様に非公式のアプリをインストールして利用するタイプの位置偽装ツールです。名前の通り、 Pokemon Go に最適化されており、位置偽装の他にもプレイを快適にする機能がついていました。
しかし、ゲームを提供する niantec は、 PokeGo++ の開発・配布を行なっていた Global++ に対して裁判を起こし、 2021 年 1 月に約5億円の損害賠償金の支払いの上で和解となりました。
この手の非公式アプリは、ゲームアプリ自体を改変するか、ゲームアプリを装って一部データを改変したものを正規のゲームサーバーに送り込むため、ゲームの利用規約に違反する上に、ゲーム会社の知的財産権を侵害するものとして、突然にサービスが終了する可能性があります。
位置偽装ツールを利用する上ではサービスの継続も大事なポイントになります。 PokeGo++ は 2019 年ごろに訴訟が提訴されてからサービスを終了しています。
ツール名 |
Dr.Fone - GPS 変更 |
iSpoofer |
PokeGo ++ |
サポートデバイス |
iOS デバイス |
iOS デバイス |
iOS デバイス |
移動方法 |
テレポート、ウォーク( 2 点間移動)、フリールート作成、スティック操作 |
ゲームアプリ内に様々なツールを設置 |
ゲームアプリ内に様々なツールを設置 |
月額 |
1499 円 |
4.95 ドル |
10 ドル |
3ヶ月料金 |
2999 円 |
12.95 ドル |
- |
年間利用 |
5999 円 |
- |
- |
永年利用 |
- |
- |
- |
無料体験時間 |
あり (2 時間 ) |
あり |
あり |
脱獄の必要性 |
不要 |
不要 |
不要 |
パソコンの必要性 |
◯ |
◯ |
◯ |
スマホで操作 |
× |
◯ |
◯ |
Pokemon Go などを対象としたゲームに特化した iSpoofer や PokeGo++ は軒並み利用できなくなっています。今後もアプリを改変するような仕様の不正ツールは新規参入は難しいと考えられます。
月額料金では、 Dr.Fone が利用しやすい価格設定になっています。操作性能では、概ね3製品ともに機能は似ているので、使いやすい UI のものを選ぶといいと思います。どれも無料体験回数は設定されていますが、ゲームプレイなどでしっかりと一度は遊んでみたいという場合には、 2 時間利用可能な Dr.Fone が使いやすいと思います。
「Dr.Fone - GPS変更」の詳しい使い方は以下動画をご覧ください。
A. 位置偽装ツールは GPS の位置情報を変更する機能を持っています。位置情報を共有するアプリは、 GPS の位置情報を参照して、データを相手の利用しているアプリに送信することで共有しています。
位置偽装ツールは利用している iPhone の GPS 情報を変更しているので、相手が利用しているアプリやデバイスに影響を受けることなく、偽装した位置情報を相手と共有することができます。
A.GPS の位置情報を参照しているゲームアプリで利用可能です。
ゲームアプリは iPhone の GPS 情報を読み込んでアプリ内のマップなどに反映させています。位置情報を変更するツールは iPhone の GPS 情報を書き換えているだけなので、ゲームアプリに干渉するものではありません。アプリ内の情報は改変せずにゲームアプリを利用することができます。
しかし、外部ツールの利用についてはどのアプリにおいても利用規約で禁止されているため、明らかな異常値(突然テレポートする」などを繰り返すことでアカウント停止( BAN )対応となる可能性はあります。
A. 非公式アプリをダウンロードするタイプの位置情報偽装ツールに関しては、他のツールに比較すると iPhone が危険な状態になる可能性があります。
AppStore を経由しないアプリの中には、 iPhone の構成プロファイルを変更する許可を求めるものがあり、これを許可することで、「消せないアプリ」や「通知機能を悪用」するような設定に書き換えることが可能になってしまいます。
パソコンにインストールして利用するツールは、安全性が保障されないものではパソコンが感染する可能性はありますが、多くのパソコンではアンチウイルスソフトが導入されていたり、安全性を確認できたりする措置が取りやすいので、対応策は豊富だと言えます。
いずれにしても、安全性の高いサイトで配布されているツールを利用するのが望ましいことは言うまでもありません。
位置情報ツールについていくつかご紹介させていただきましたが、「位置偽装ツールを利用してみたいけど、なんだか怖い」という不安は払拭できたでしょうか。
現在利用可能なものは、パソコンでの操作が必要なもので月額料金も必要になってしまいますが、非公式アプリを利用するよりはリスクが低いと言えます。安心して使うという点で言えば、すでにユーザー評価が得られているツールを利用することをお勧めします。
Dr.Fone は安心という点においてもお勧めできるツールです。無料でダウンロード可能でしっかり試していただき、納得の上で位置偽装を楽しんでいただけたらと思います。
iOS 位置ツール: iPhoneのGPSを簡単変更
藤原 弘子
編集長