スマートフォンで「Bluetoothを使おうと思ったのに、何故か繋がらない」、「接続の仕方が分からない」とお悩みではありませんか?
今回はBluetoothが繋がらないとお困りの方に向けて、最初に試すべき基本対応や、外出先などで発生しやすい電波干渉の解消法について解説していきます。
Bluetooth関連のシステム問題の修復にも対応できる専門ツールについてもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Part 1:Bluetoothが繋がらない時に試すべき基本対応
Bluetoothは、スマートフォンやパソコンなどと外部機器を無線接続する手段として広く利用されています。しかし、電波を利用するため、接続がうまくいかないトラブルも少なくありません。
以下では、スマートフォンでBluetoothが繋がらない時に試すべき基本的な対処法を紹介します。
Bluetooth接続トラブル時の対処フロー
- 【ステップ1】: 再起動による接続リセット
- 【ステップ2】: ペアリング設定のリセット
- 【ステップ3】: 電波干渉を避ける工夫
ステップ1:順序再起動でBluetoothの繋がらない問題を解決する
Bluetoothが繋がらない時は、機器の再起動が基本対策です。
- スマートフォンの電源をオフ
- Bluetooth機器の電源をオフ
- 15秒待機
- スマートフォンを再起動
- Bluetooth機器を再起動
上記で解決しない場合は、電源オフの順序を入れ替えて試すのも効果的です。
- Bluetooth機器の電源をオフ
- スマートフォンの電源をオフ
- 15秒待機
- Bluetooth機器を再起動
- スマートフォンを再起動
電源オフの順番を変えるだけで、接続が安定することがあります。
ステップ2:Bluetoothが繋がらない時のペアリング完全リセット法
Bluetoothのペアリング情報を一度削除し、再設定する方法です。
「ペアリング」とは、Bluetooth機器同士の接続設定のことを指し、リセットすることで不具合が解消される場合があります。
iPhoneのペアリングリセット手順
- ① 「設定」アプリを開く
- ② 「Bluetooth」をタップ
- ③ 対象の機器右側の「i」マークをタップ

- ④ 「このデバイスの登録を解除」をタップ

- ⑤ Bluetooth機器を再ペアリング
Androidのペアリングリセット手順
- 「設定」アプリを開く
- 「Bluetooth」をタップ
- 対象の機器右側の「歯車」マークをタップ
- 「ペアリングを解除」をタップ
- Bluetooth機器を再ペアリング
iPhone・Androidどちらの場合でも、再ペアリングにより接続が改善される可能性があります。
ステップ3:Bluetooth接続が不安定な時の電波干渉解消法
2.4GHz帯の電波干渉により、Bluetoothの接続が不安定になる場合があります。
以下のような家電は、Bluetoothと同じ周波数帯(2.4GHz)を使用しており、干渉の原因になることがあります。
- Wi-Fiルーター
- 電子レンジ
- コードレス電話
Bluetooth機器は、これらの機器からできるだけ離して使用することで、接続の安定性を高めることができます。
Part 2:機種別でBluetoothが繋がらない問題をピンポイントで解決する方法
ここからは機種ごとにBluetoothが繋がらない時の解決方法をご紹介します。iPhoneやAndroid別に以下の対処法をお試しください。
iPhoneの場合:Bluetooth接続が途切れる時の対処法
iPhoneのBluetooth接続が途切れるときの対応例
- 【例1】: iOSを最新版にアップデートする
- 【例2】: ネットワーク設定をリセットする
【例1】ソフトウェアアップデートを確認する
iPhoneやBluetooth機器のソフトウェアバージョンが古いと、接続不良が発生することがあります。まずはiOSを最新版にアップデートしてみましょう。
STEP1:「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」を順にタップ

STEP2: アップデート可能な場合は一覧表示される

また、イヤホンなどのBluetooth機器も、公式サイトでファームウェアを更新できる場合がありますので確認しましょう。
【例2】ネットワーク設定をリセットする
ネットワーク設定が破損していると、Bluetooth接続に問題が生じることがあります。その場合はネットワーク設定のリセットをお試しください。
STEP1:「設定」>「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「リセット」

STEP2:「ネットワーク設定をリセット」をタップ

※リセット後はWi-Fiのパスワード等も削除されるため、再設定が必要です。
Androidの場合:Bluetoothが認識しない時の最終手段
AndroidのBluetooth認識エラーへの対応例
- 【例1】: Android OSのアップデートを確認
- 【例2】: Bluetooth設定をリセット
- 【例3】: Pixel・Xperiaなどの機種ごとの設定確認
【例1】ソフトウェアアップデートを確認する
古いAndroid OSを使用していると、Bluetooth製品との互換性問題が起きることがあります。以下の手順でアップデートを確認しましょう。
STEP1:「設定」>「システム」>「ソフトウェアアップデート」をタップ
アップデートがある場合は自動的に表示されます。
【例2】Bluetooth設定をリセットする
Androidのネットワーク関連設定をリセットすると、Bluetoothも含めた接続問題が解消される可能性があります。
STEP1:「設定」>「システム」>「リセットオプション」
STEP2:「Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット」を選択
STEP3: スマートフォンを再起動する
【例3】Pixel・Xperiaなど機種ごとの注意点
特定機種ではBluetoothの設定項目や制限が異なるため、以下を確認しましょう:
Pixel / XperiaのBluetooth接続時の確認ポイント
- Pixel: バッテリーセーバーON時にBluetooth接続が制限される
- Xperia:「デバイス接続」メニュー内にBluetooth設定が細分化されている
- Bluetoothのキャッシュ削除:アプリ情報からBluetoothを選択し「ストレージとキャッシュ」→「キャッシュを削除」
解決しない場合はDr.Foneの使用を検討
上記方法で解決しない場合は、Dr.Foneを使用することでBluetooth接続を妨げるシステム不具合を修復できる可能性があります。
Dr.Foneの主な機能
- 画面ロック解除
- GPSの位置変更
- データの消去・復元
- WhatsAppデータの移行・バックアップ・復元
- iTunesエラーの修復(iOS)
- iOS・Androidのシステム不具合修復
Bluetooth以外にもスマホの様々な問題に対応できる万能ツールとして、Dr.Foneの導入をおすすめします。
Part 3:Bluetoothが繋がらない問題を防ぐための習慣
このセクションでは、Bluetoothが繋がらない問題を未然に防ぐために、日常で実践できる習慣をご紹介します。
以下のポイントを意識することで、Bluetoothトラブルを減らすことができるでしょう。
Bluetooth接続トラブルを防ぐための日常習慣
- 【確認1】: スマートフォンのBluetooth設定がオンになっているか確認する
- 【確認2】: Bluetooth機器のバッテリーが十分にあるかチェックする
- 【確認3】: Bluetooth機器とスマートフォンをなるべく近づけて使用する
- 【確認4】: 接続時にPINコードの入力ミスがないか注意する
【確認1】Bluetoothがオンになっていることを確認する
Bluetooth機器を使用する際、スマートフォン側のBluetooth設定がオフになっていると、当然ながら接続できません。
まず最初に、スマートフォンの設定でBluetoothがオンになっていることを必ず確認しましょう。
【確認2】Bluetooth機器のバッテリーを確認する
Bluetooth機器は多くの場合、内蔵バッテリーで駆動しています。
バッテリーが切れていたり劣化していると、電源が入らず接続できない原因となります。特にワイヤレスイヤホンやキーボードなどは、使用前に充電状態を確認する習慣をつけましょう。
【確認3】Bluetooth機器とスマートフォンを近づける
Bluetoothの電波は通信距離が短いため、距離が離れすぎたり、障害物があると接続が不安定になります。
イヤホンなどに使われるBluetooth機器は「クラス2」に分類され、通信距離はおよそ10m程度。接続の安定性を高めるためにも、スマートフォンと機器はできるだけ近づけて使用しましょう。
【確認4】PINコードの入力を確認する
初めてBluetooth機器を接続する際、PINコードの入力が求められることがあります。
誤ったコードを入力すると接続できませんので、製品マニュアルなどで正しいPINコードを確認し、正確に入力するようにしましょう。
まとめ
今回は、スマートフォンでBluetoothが繋がらない時の原因とその対処法について解説しました。
日常的なチェック習慣を取り入れることで、多くのトラブルを防ぐことができます。
それでも問題が解決しない場合は、システムトラブルや設定の不具合が隠れている可能性もあります。
そのようなときは、スマートフォンのトラブルを幅広くサポートするオールインワンアプリ「Dr.Fone」の活用も検討してみてください。