iOS14.5が配信され、iPhoneはより便利になりました。代表的な例としては、他のデバイスとの連携性です。Apple Watchによる顔認証機能の精度が向上しました。また、217種類もの絵文字が追加されました。目に見える変化は、既に多くの方がお気付きでしょう。
では、iOS14.5から新しく「アプリのトラッキングの透明性」機能が導入されたことはご存知でしょうか。目に見える変化ではなく、言葉だけでは理解できない方も多いでしょう。そんな方のために、本記事では「アプリのトラッキングの透明性」機能についてご解説します。メリット、デメリットもご解説しますので、ぜひお役立てください。
iPhoneの「アプリのトラッキングの透明性」機能をご解説します。「アプリのトラッキングの透明性」機能はiOS14.5から導入されました。iOSアップデート後、すべてのアプリに表示します。突然表示されてもオン、オフどちらにすればよいのか分からない方のために、オンにするメリット、オフにするデメリットも合わせてご解説します。
「アプリのトラッキングの透明性」機能とは、あなたの興味関心や行動、購入履歴などの個人情報を、アプリを通じて収集してもよいかどうかをユーザー側で設定できる機能です。
これまではユーザーの知らないうちに情報が収集されました。iOS14.5からは、ユーザー側に選択肢を提示する方式に移り変わります。実際、アプリ起動時に「(アプリ名)が他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティを追跡することを許可しますか?」と質問が表示されます。
「アプリのトラッキングの透明性」機能をオンにするメリットは、ユーザーの情報をもとにした高いマッチングです。配信側は個人のユーザーに合わせたターゲティングが可能なため、興味関心のある広告、ストア情報、クーポン、関連記事などが配信されます。
「アプリのトラッキングの透明性」機能をオンにすれば、ニーズに合った情報が手に入ります。お得な情報をいち早く知りたい方、興味に関連する商品を探している方などにおすすめの設定です。
「アプリのトラッキングの透明性」機能をオフにするデメリットは、知れるはずの情報を見落とす可能性があることです。ユーザーの情報が提供されないため、ユーザーは自力で知りたい情報を探します。中には、自分でも気付かなかった情報もあるでしょう。
「アプリのトラッキングの透明性」機能をオフにすれば、膨大な情報量の中から自分が知りたい情報を、自力で探し出さなければなりません。見落とした情報が原因で、思わぬトラブルを引き起こす可能性もあります。
「アプリのトラッキングの透明性」機能は、iPhone、iPod、iPad、iPod touchなどがOS14.5であれば設定できます。アプリごとの設定もできるため、初回のアプリ起動時でオフにした方でも大丈夫です。
手順1.「設定」から「プライバシー」を選択する
「プライバシー」では、iPhone内で扱う個人情報について設定できます。まずは「設定」画面を開き、「プライバシー」を選択しましょう。
手順2.「トラッキング」を選択する
「トラッキング」を選択しましょう。この画面から、いつでも「アプリのトラッキングの透明性」機能を切り替えられます。
手順3.「Appからのトラッキング要求を許可」をオンにする
オフの場合はすべてのアプリのトラッキングをオフにできます。オンの場合はすべて、またはアプリごとの切り替えができるようになります。
手順4.アプリごとにオン、オフを切り替える
設定をオンにすると、以下にアプリごとの設定が切り替えられます。プライバシーを守りたいアプリはオフに、有益な情報を知りたいアプリはオンにしましょう。
iOS14.5から設定できる「アプリのトラッキングの透明性」機能についてご解説しました。設定方法が非常に簡単なため、慣れてしまえば1分ほどで切り替えられます。大切なのは、メリット、デメリットをよく理解することです。守りたい情報と有益に活かしたい情報を分別し、設定しましょう。
また、iPhoneを最新のiOS14.5にアップデートする時、万が一iPhoneのアップデートエラー、ブラックスクリーンなどの不具合が発生したら、「Dr.Fone - iPhone起動障害から修復」でiPhoneのエラーを修復しましょう。
iPhoneをリンゴループから復元する
akira
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