iPhoneでマスク着用のまま顔認証(Face ID)を使う方法

プライバシー保護 | マルウェアなし | 広告なし 簡単なステップで操作可能

新型コロナウイルス感染拡大以降、マスク着用が日常化したことで、マスクを着けたままFace IDでロック解除ができないという不便を感じている方は多いでしょう。iOS 15.4以降では、iPhone 12以降の機種で「マスク着用時Face ID」機能が追加され、マスクを着けたままでも顔認証が可能になりました。本記事では、マスク対応Face IDの設定方法から、認証がうまくいかない場合の対処法、セキュリティ上の注意点まで詳しく解説します。

目次

Part1: マスク着用時Face IDの基本情報

マスク着用時Face IDの基本情報

  • 対応機種: iPhone 12、12 mini、12 Pro、12 Pro Max、13シリーズ、14シリーズ、15シリーズ
  • 必要なiOSバージョン: iOS 15.4以降
  • 認証方式: 目の周りの特徴を重点的にスキャンして本人確認
  • セキュリティレベル: 通常のFace IDよりやや低い(Apple公式発表)
  • メガネ対応: メガネを着用したままでも認証可能(最大4つまで登録可能)
対応機種の注意: iPhone X、XS、XS Max、XR、11、11 Pro、11 Pro Maxではマスク着用時Face IDは利用できません。これらの機種では、Apple Watchによるロック解除(iOS 14.5以降)を代替手段として使用できます。

Part2: マスク着用時Face IDの設定方法

事前確認

設定前に以下を確認してください:

  • iOSバージョンが15.4以降か(「設定」→「一般」→「情報」で確認)
  • 機種がiPhone 12以降か
  • Face IDが既に設定済みか

マスク対応Face IDの有効化手順

ステップ1: 「設定」アプリを開きます。

ステップ2: 「Face IDとパスコード」をタップします。

ステップ3: パスコードを入力します。

ステップ4: 「マスク着用時Face ID」をオンにします

ステップ5: iPhoneを顔の正面に持ち、画面の指示に従って顔をスキャンします(この時点ではマスクを外した状態)。

ステップ6: 1回目のスキャン完了後、もう一度顔を動かして2回目のスキャンを行います。

ステップ7: 「完了」をタップして設定完了です。

マスク対応Face IDは、目の周りの特徴(まぶた、鼻の付け根、こめかみなど)を詳細にスキャンすることで、マスク着用時でも本人確認を可能にしています。そのため、設定時はマスクを外した状態で目の周りを正確に登録する必要があります。

メガネを登録する(オプション)

普段メガネをかけている場合、メガネ着用時の顔も追加登録できます。

ステップ1: 「Face IDとパスコード」画面で「メガネを追加」をタップします。

ステップ2: メガネをかけた状態で顔をスキャンします。

ステップ3: 最大4つまでのメガネを登録可能です。

Part3: マスク着用時Face IDが使える場面・使えない場面

✅ 使える場面

  • iPhoneのロック解除
  • App Storeでのアプリ購入・ダウンロード認証
  • Apple Pay決済の承認
  • パスワード自動入力の認証
  • 対応アプリ(銀行アプリ、決済アプリなど)のログイン認証

❌ 使えない・認証できない場面

状況 理由
サングラスや色付きメガネを着用 目の周りの特徴が正確にスキャンできないため
目を覆うゴーグルやフェイスシールド 目の周りが隠れているため
目を閉じている・横を向いている 注視認識機能により、画面を見ていない場合は認証されない
マスクが目の下まで覆っている 鼻の付け根や目の下の特徴が隠れるため

Part4: マスク着用時Face IDが認証しない場合の対処法

設定したのに認証がうまくいかない場合、以下を試してください。

4-1: 基本的なトラブルシューティング

カメラの汚れを確認

TrueDepthカメラ(画面上部のノッチ部分)が汚れていると、正確にスキャンできません。柔らかい布で拭いてください。

明るい場所で再試行

暗い場所では認証精度が下がります。明るい場所、または画面輝度を上げて再試行してください。

マスクの位置を調整

マスクが目の下まで覆っていたり、鼻の付け根が隠れている場合は認証されません。マスクを少し下げて、目と鼻の付け根が見えるようにしてください。

4-2: Face IDをリセットして再設定

基本対処法で改善しない場合、Face IDを一度リセットして再設定します。

ステップ1: 「設定」→「Face IDとパスコード」を開きます。

ステップ2: 「Face IDをリセット」をタップします。

ステップ3: Part2の手順に従って、マスク着用時Face IDを再設定します。

Part5: セキュリティ上の注意点と代替手段

マスク着用時Face IDは、通常のFace IDと比べてセキュリティレベルがやや低いとAppleが公式に発表しています。

リスクと対策

  • 双子や似た顔立ちの家族: 通常のFace IDでもリスクはありますが、マスク着用時はさらに誤認証の可能性が高まります
  • 寝ている間の不正解除: 「注視認識機能」により目を閉じている状態では認証されません
  • 公共の場での使用: 重要な操作時は周囲に注意してください

iPhone 11以前の機種での代替手段

iPhone X、XS、XR、11シリーズではマスク着用時Face IDが利用できませんが、以下の代替手段があります。

方法1: Apple Watchによるロック解除

  • watchOS 7.4以降を搭載したApple Watchを装着している状態で、マスク着用時にiPhoneを見るとロック解除される
  • 設定方法:「設定」→「Face IDとパスコード」→「Apple Watchでロック解除」をオンにする

方法2: パスコード入力

  • Face IDが失敗した後、画面下部から上にスワイプしてパスコード入力画面を表示
  • 4桁または6桁のパスコードを入力してロック解除

終わりに

iPhoneのマスク着用時Face ID機能は、コロナ禍以降の生活様式に対応した便利な機能です。iPhone 12以降の機種をお持ちでiOS 15.4以降にアップデート済みであれば、簡単な設定でマスクを着けたままロック解除が可能になります。ただし、通常のFace IDと比べてセキュリティレベルがやや低いため、重要な操作時には状況に応じてパスコード認証を併用することをおすすめします。

よくある質問

  • Q1: マスク着用時Face IDは、どんなマスクでも使えますか?
    A: ほとんどの一般的な不織布マスクや布マスクで使用可能です。ただし、マスクが目の下まで覆っている場合や、鼻の付け根が完全に隠れている場合は認証されません。マスクを少し下げて、目と鼻の付け根が見えるように調整してください。
  • Q2: マスク着用時Face IDの設定時、マスクは着けたままでいいですか?
    A: いいえ、設定時はマスクを外した状態で顔をスキャンします。マスク対応Face IDは、目の周りの特徴を詳細にスキャンすることで、実際にマスクを着けている時でも認証できるようにする技術です。設定後、日常使用時にマスクを着けたまま認証できるようになります。
  • Q3: サングラスをかけたままマスク着用時Face IDは使えますか?
    A: いいえ、サングラスや色付きメガネを着用している場合は認証されません。マスク着用時Face IDは目の周りの特徴を重点的にスキャンするため、目が隠れていると本人確認ができません。透明レンズのメガネであれば使用可能です。
  • Q4: iPhone 11でマスク着用時にロック解除する方法はありますか?
    A: iPhone 11ではマスク着用時Face IDは利用できませんが、Apple Watch(watchOS 7.4以降)を装着していれば、「Apple Watchでロック解除」機能を使用できます。「設定」→「Face IDとパスコード」→「Apple Watchでロック解除」をオンにしてください。Apple Watchがない場合は、パスコード入力で対応してください。
  • Q5: マスク着用時Face IDのセキュリティは安全ですか?
    A: Appleは、マスク着用時Face IDのセキュリティレベルは通常のFace IDよりやや低いと公式に発表しています。双子や非常に似た顔立ちの家族がいる場合、誤認証のリスクがわずかに高まります。重要な操作(高額決済、機密情報へのアクセスなど)ではパスコード認証を併用することをおすすめします。
  • Q6: マスク着用時Face IDが突然使えなくなった場合はどうすればいいですか?
    A: まずTrueDepthカメラの汚れを確認し、明るい場所で再試行してください。それでも改善しない場合は、Face IDをリセットして再設定します。「設定」→「Face IDとパスコード」→「Face IDをリセット」を実行後、Part2の手順に従って再設定してください。ハードウェアの故障が疑われる場合は、Appleサポートまたは正規サービスプロバイダにご相談ください。
藤原 弘子
藤原 弘子 Apr 10, 26
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