LINEスタンプを作りたいけれど、審査の申請が難しくてお困りではありませんか?実は、自分用にスタンプ風画像を作れば、申請なしでもLINEでのやり取りを楽しめます。
この記事では、申請なしのLINEスタンプの作り方について、作成の具体的な手順や作成ツールの選び方を含めて詳しくご紹介します。公式・非公式スタンプのちがいや著作権についてなど、スタンプ作成のうえで必要な知識もまとめています。スマホの画像素材を安全に管理するのに役立つアプリ「Dr.Fone」も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
Part1:申請なしで使える自分用LINEスタンプの作り方
LINEで使用できる公式スタンプを自作する場合、自分専用であっても審査の申請自体は必須となっています。そのため、申請なしで公式の自分用LINEスタンプを作ることはできません。その一方で、非公式のLINEスタンプ風画像を自作すれば申請することなく、画像を使用できます。このセクションでは、公式・非公式両方のLINEスタンプの作り方や著作権上の注意点などをご紹介します。
公式・非公式スタンプの違い
公式スタンプと非公式スタンプの違いを簡単にまとめると以下の通りです:
- 公式スタンプ:公式のスタンプ機能で使用できるもの。LINEの審査に通過すると使用・販売できる。
- 非公式スタンプ:LINE外で作成するスタンプ風画像。あくまで画像のため、審査に申請する必要がないが、販売はできない。
LINEの公式スタンプは、公式が用意したLINEのスタンプ機能で使用できるスタンプのことです。LINEの公式スタンプも自作は可能ですが、販売・非公開を問わず、申請を行って審査に通過する必要があります。そのため、公式スタンプは申請なしで作成するのは難しいでしょう。
一方、ここでいう非公式スタンプとはLINEで画像をスタンプ風にして使用する方法のことです。申請なしでスタンプ風画像を使用できるため、審査結果を待つことなく、いつでも使用できます。ただし、あくまでスタンプ風画像であり、正規のスタンプとは違い、画像を送信することでスタンプ風に見せている点に注意が必要です。
非公式スタンプのLINEでの使い方は以下の通りです:
- LINEのトーク画面を開く
- メッセージ入力欄の左にある「写真マーク」をタップ

- 作成した非公式スタンプ(スタンプ風画像)をタップ
- プレビューが表示されるため、左下の「送信マーク」をタップ
- 非公式スタンプの画像が送信されます
申請せずに自分用のスタンプを使いたい場合は、非公式スタンプの画像を作成しましょう。
スタンプ使用画像の合法範囲
公式スタンプ・非公式スタンプを問わず、スタンプの使用画像は著作権の配慮が必要です。LINEの公式スタンプではアニメやネット上の画像を無断使用すると、著作権侵害となるため、そもそも審査に通過しません。また、LINEのガイドラインに抵触するような画像も、スタンプに使用できないためご注意ください。
一方の非公式スタンプも、スタンプ風画像を他者に送信する形式のため、著作権のある画像を使用すると著作権侵害にあたる可能性があります。これは画像を無断で送信するという行為が、著作権法における著作物の無断配布にあたる可能性があるためです。友人間との一対一のやり取りでは、問題が露呈することは少ないかもしれませんが、そもそも違法の可能性がある点にご注意ください。
以上のことから、スタンプで使用可能な画像は、以下の3点となります:
- 商用利用可能な著作権フリー素材
- LINEスタンプに使用可能と明記された素材(公式スタンプのみ)
- 自作の素材
ただし、他者が作成した素材の場合、確実に合法であるか確認することは難しい点にご注意ください。例えば、ある画像サイトでフリー素材と表記されていても、実際には他の人が著作権を持っていることも考えられます。そうなると、図らずも著作権を侵害することにつながります。他人の素材を使用する場合は、素材の著作権ライセンスの確認を怠らないようにしましょう。こうした著作権侵害のトラブルを確実に回避したい場合は、自作で素材を作るのが良いでしょう。今はLINEスタンプの作成に適したツールも数多く存在しているため、著作権侵害が心配な方は素材を自作するのがおすすめです。スタンプ風画像であっても、著作権侵害となる可能性があるため、必ず著作権に配慮して素材を作成しましょう。
必要な素材サイズと形式(510×510px PNG推奨)
非公式スタンプとして、LINEスタンプ風画像を作る場合の素材サイズと形式をご紹介します:
- 素材サイズ:正方形の画像(510×510pxなど)
- ファイル形式:PNG推奨
自分用の非公式スタンプでは、正方形の画像を使用するとトーク画面で画像ができるだけ大きく表示されるため、よりスタンプらしく見えます。なお、非公式でLINEスタンプ風画像を使用する場合、LINEの仕様上背景透過は行えない仕様となっているためご注意ください。
安全な作成ツールの選び方(公式アプリ・推奨代替アプリ)
ここでは、LINEスタンプ風画像を安全に作成するためのツールをご紹介します。以下の作成ツールは多くの方が利用しているため、安心してご利用いただけます:
- LINEスタンプメーカー:LINEが公式で提供しているスタンプ作成ツール。スタンプとして作成した画像をそのまま端末に保存することも可能
- LINE Camera:SNOW Corporationが提供している写真編集・加工アプリ。フレームやフィルターが充実しており、コラージュの作成も可能。SNSへの写真共有機能もある
- CLIP STUDIO PAINT:イラスト作成アプリで、素材が豊富。線の修正や透過なども行える
- Procreate Pocket:スマホでイラスト作成するためのアプリ。ブラシの種類やイラスト編集機能も充実。
- Adobe Capture:撮影した写真素材を線画にしたり、パターンを作成したりできる便利ツール
上記の情報を参考に、安全な作成ツールをお選びください。
PCでの作成方法(Canva・GIMPなど無料ツール紹介)
PCでLINEスタンプ風の画像素材を作成する場合は、画像編集ソフトの使用をおすすめします。現在は、優秀な無料ツールがいくつかあるため、それらを利用することで有料ソフトを使用しなくても素材の用意が可能です。
代表的なLINEスタンプに使用できる無料ツールは以下の通りです:
- Canva:画像編集で多くの方に使用されている無料ツールで、テンプレートも豊富
- GIMP:多機能な無料の画像編集ソフト
- Picsart:写真・動画の編集・加工が行える無料ツール
LINEスタンプはPCでも無料で作成可能のため、ぜひ上記のツールを使用してスタンプづくりに挑戦してみてください。
Part2:Android/iOS別スタンプ作成&利用手順
このセクションでは、AndroidとiOSで非公式スタンプを作成する方法をご紹介します。
Android版:Sticker Makerで画像スタンプを作ってLINEで送信する方法(非公式ながら手軽)
Androidでスタンプ作成を行う場合は、Sticker Makerの使用がおすすめです。この方法では、作成した画像を端末にそのまま保存し、非公式のLINEスタンプ風画像としても使用できます。詳しい手順は以下の通りです:
- 「My stickers」から「CREATE A NEW STICKERPACK」をタップ
- 「Stcikerpack name」と「Stcikerpack author」を入力
- Sticker Packを作成したら、作成したPackを一覧から選びます
- 点線で囲われた「写真マーク」をタップします
- 任意の方法で写真を追加します
- 画像編集画面が開くため、画像の編集を行います
- 編集が終わったら「SAVE STCIKER」をタップ
iOS版:スタンプ風画像をLINEで使う方法と注意点(Sticker Makerが使えない場合)
IOS版では、前述したSticker Makerアプリは使用できません。そのため、LINE公式のLINEスタンプメーカーを使用して、スタンプ風画像の保存を行いましょう:
- LINEスタンプメーカーを起動する
- 左下の「スタンプボタン」をタップ

- カメラロールが表示されるため、スタンプにしたい画像を選びます
- 切り抜きやトリミング、消しゴムなどの機能を駆使し、自分好みのスタンプを作成します
- サイズ・角度調整を行います
- 画像編集を行います
- 完成イメージを確認します

- 完成イメージに問題がなければ「保存」をタップします
- スタンプの一覧画面から作ったスタンプをタップ

- 左下の「…」をタップします

- 「画像を保存」をタップ

このように、LINEスタンプメーカーでも、画像をスタンプとして申請せず、スタンプ風画像を作成できます。ただし、あくまでLINEの公式スタンプではなく、スタンプ風画像を作成するための利用方法のためご注意ください。
保存した画像はiPhoneの「写真」アプリからご確認いただけます。
Part3:制作中&使用時に注意すべきトラブル対策
次はスマホアプリでLINEスタンプ風画像を作成する時に気をつけたいトラブルについてご紹介します。対策方法も一緒に記載するので、ぜひ参考にしてください。
偽アプリの見分け方と安全対策
スマホでLINEスタンプ風画像を作成する時には、画像作成ツールを使用する必要があります。しかし、画像作成ツールの中には、手軽に画像を作成できることを謳う偽アプリも存在しています。偽アプリかどうか見分けるためには以下の方法をお試しください:
- アプリはGoogle PlayやApp Storeなどの公式ストアから入手する
- 開発元が信頼できる会社であることを確認する
- アプリのレビュー・口コミを確認し、☆1や☆5などの極端な評価のものは避ける
- ネット広告やメールなどからアプリをダウンロードしない
心配な場合は、安全対策としてスマホ向けのセキュリティソフトを使用すると良いでしょう。
- ウイルスバスターモバイル
- マカフィー セキュリティ
- ノートン 360
- アバスト モバイル
アプリのダウンロードによって、スマホに悪影響が生じることが心配な時には、上述した見分け方と安全対策をご検討ください。
著作権侵害を避けるためのチェックリスト
自分用のLINEスタンプを作成する時には、公式・非公式を問わず、著作権侵害を避ける必要があります。LINEスタンプの作成で著作権侵害を避けるためのチェックリストを用意しましたので、ぜひご活用ください:
- インターネットで拾った写真・画像を無断で使用していない
- 他人が描いたイラストやキャラクターを無断で使用していない
- 他人の顔や姿を無断で使用していない(肖像権を侵害していない)
- 商品や企業のロゴやブランドなどを使用していない(商標権を侵害していない)
- 使用する画像の利用規約・利用条件を確認した(LINEスタンプとして利用できるかどうか)
- 二次創作の場合はそのコンテンツが二次創作可能で、LINEスタンプに利用できることを確認した
- 画像のクレジットが必要かどうか確認した
LINE向けのスタンプ画像を作成する時には、上記の著作権侵害を避けるためのチェックリストを参考にしてください。
スタンプの品質向上テクニック
ここからは、LINEスタンプの品質向上のためのテクニックをご紹介します。
輪郭強調
スタンプはトーク画面に小さく表示される仕様のため、輪郭を強調することで、より見やすくできます。輪郭強調には、画像編集アプリの使用がおすすめです。
動くスタンプ作成
LINEでは、 GIF画像に対応しているため、画像を動くスタンプ風にすることが可能です。GIF画像の作成には、専用ツールの利用がおすすめです:
- GIFトースター:動画・写真からGIFを作成可能。シンプルな操作ですぐにGIF画像が作れる
- ImgPlay:動画・写真からGIFを作成可能。フィルターやエフェクトが充実
- FlipaClip:アニメーションGIF作成に最適
もう一段階上のスタンプを目指して、専用ツールを使用した動くスタンプ風画像を作ってみてはいかがでしょうか。
Part4:素材の管理と誤削除時の復元方法
このセクションでは、スタンプ作成に使用する素材の管理方法をご紹介します。素材管理と誤削除の際の対応方法については、以下を参考にしてください。
安全に素材を管理するためのツール紹介
スマホで自分用の非公式スタンプ(LINEスタンプ風画像)を作成した場合、素材はカメラロールやLINE Keepなどに保管しておく必要があります。しかし、素材はデータ容量を圧迫する上、万が一スマホが破損してしまうとデータの消失に繋がります。データ消失のリスクを回避し、LINEスタンプの素材を安全に管理するにはDr.Fone Basicの利用がおすすめです。
Dr.Foneには自動バックアップ機能が搭載しており、iPhone/Androidのバックアップに最適なアプリです。
Dr.Foneはバックアップだけでなく、以下の機能も兼ね備えています:
- 画面ロックの解除
- スマホのシステム診断
- システム障害の修復
- 画面ミラーリング
- 消失したデータの復元
- データ移行・バックアップ
かゆいところに手が届く様々な機能を一つにまとめたオールインワンアプリです。無料トライアルもありますので、ぜひ利用をご検討ください。
Dr.Foneを使ったAndroid/iOS間データ移行と復元手順
Dr.Foneでは、Android/iOS/Windows/Mac間でデータ移行が可能です。端末を問わず、データ移行が行えるため、さまざまなシチュエーションで役立ちます。
スマホ間でデータ移行する方法は以下の通りです:
- Dr.Foneを起動し、「スマホデータ移行」を選択

- 2台のスマホをパソコンに接続する
- 移行するデータ(連絡先・SMS・メッセージ・アプリ・写真・音楽・ビデオなど)を選ぶ

- 「コピー開始」を選択すると、データの移行が行われる

このように、データのバックアップは簡単に行えます。
また、誤ってスマホのデータを消去してしまった場合も、Dr.Foneなら以下の方法で復元できます:
- Dr.Foneを起動する
- 「データ復元」をクリックし、スマホとPCを接続する
- 復元したいファイル形式を選び、スキャンを開始する

- スキャンが完了したら、復元したデータをプレビューし、データの復元を行う

このように、Dr.Foneでは簡単にデータ復元が行えます。
Part5:まとめ
今回は申請なしで使える、申請なしで使用できる非公式LINEスタンプの作成方法と、スタンプの画像素材を適切に管理する方法について、詳しくご紹介しました。
素材管理やデータのバックアップにはDr.Foneの使用がおすすめです。Dr.Foneは復元機能があり、ファイル破損や誤削除などによるデータ消失にも対応できます。スマホのデータやセキュリティを守りたいとお考えの方は、スマホを安全に守るための機能が網羅されたDr.Foneの利用をご検討ください。