iPhoneを使っていたら突然「ストレージがいっぱいです」と表示されて、データを保存できずお困りではありませんか?
容量が確保できていないと、iPhoneに写真や動画、ドキュメントの保存が行えなくなり、大変不便です。
今回は、iPhoneですぐに空き容量を確保する方法や、容量確保のために事前に行える対策をご紹介します。
この記事を参考にすれば、ストレージがいっぱいになった時にどうすればよいかが分かります。
iPhoneの端末内データの管理に便利なアプリの紹介もしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
Part 1:なぜ「iPhoneのストレージがいっぱい」と表示されるのか?
iPhoneを使用していると、端末に保存された写真や動画、アプリなどのデータが段々と増えていき、容量を圧迫してしまいます。
iPhoneでは容量が少ないと、「iPhoneのストレージがいっぱいです」と表示され、新たにデータの保存が行えなくなることがあります。
しかし、なぜこのような表示がされるのか、疑問に思ったことはないでしょうか?
まずはこの「iPhoneのストレージがいっぱいです」という警告が表示される理由をご紹介します。
1.1 容量警告の仕組み
iPhoneでは空き容量が一定以下になった時に「iPhoneのストレージがいっぱいです」という警告が出る仕組みになっています。
この警告は、iPhoneの空き容量がこれ以上少なくなるとシステムに支障が出る可能性があるということを示しています。
ストレージ不足が引き起こす問題
- 【問題1】: 写真・動画の新規保存ができない
- 【問題2】: アプリの動作が重くなる
- 【問題3】: システム自体に悪影響が発生
- 【問題4】: 既存データの消失リスクが発生
そのため、「iPhoneのストレージがいっぱいです」と表示されたら、すぐに空き容量を確保しましょう。
本記事でもPart 2でストレージを空ける具体的な方法をご紹介していますので、是非参考にしてください。
1.2 データ種別に容量を占める傾向
ここからはどのデータが特に容量を圧迫するか、データ種別にご紹介します。
iPhoneを日常的に使用している方は、写真・動画やアプリなどによって容量が圧迫されています。詳しく見ていきましょう。
容量を最も圧迫するデータTOP3
- 【1位】: 写真・動画(4K動画は1分で数GB)
- 【2位】: ゲームアプリ(1つで数GB~10GB以上)
- 【3位】: システムデータ・キャッシュ(蓄積で数GB)
TOP1位 写真・動画
普段から写真や動画を撮影される方は、写真や動画がiPhoneのデータ容量の大部分を占める傾向にあります。
特に近年は4Kや60FPSなどの高画質・高精細な状態で保存できることから、一つあたりのデータの容量が大きくなりがちです。
そのため、写真・動画は気付かない間にiPhoneのストレージを大きく圧迫します。
写真・動画のデータはクラウドに移すなどして、なるべくiPhoneの内部ストレージを圧迫しないようにする工夫が必要となります。
TOP2位 アプリ
アプリは種類によって容量の圧迫度合いは異なります。
アプリの中でも特に容量が大きいのが、ゲームアプリです。
ゲームアプリは一つのアプリで、数ギガバイト以上の容量を必要とすることも少なくありません。
そのため、容量の大きな使っていないアプリを削除するだけでも、数ギガバイト程度空き容量を確保できる可能性があります。
アプリは写真や動画に次いで、iPhoneのストレージ容量を圧迫しやすいデータ種別です。
データの削除により空き容量を確保するためには、アプリの見直しも欠かせません。
TOP3位 システムデータ
システムデータとは、その名の通りiPhoneのシステムに関連したデータで、iOSやアプリを動作させる上で欠かせないデータです。
システムデータの中でも特にSafariやLINEなどの日頃から使う機会の多いアプリでは、キャッシュデータが溜まりやすく、知らないうちに容量を圧迫していきます。
しかし、容量を占める割合としてシステムデータは少ないため、先に写真・動画やアプリなどを整理すると良いでしょう。
1.3 iOS標準「設定>iPhoneストレージ」画面の読み方解説
iPhoneの現在のストレージ状況を把握するには、「設定」アプリの「iPhoneストレージ」の項目を確認する必要があります。
「iPhoneストレージ」の起動方法
- 【Step1】: 「設定」アプリを開く
- 【Step2】: 「一般」をタップ
- 【Step3】: 「iPhoneストレージ」をタップ
- 【Step4】: 画面上部に現在のストレージ使用状況が表示される

「iPhoneストレージ」では、アプリケーション・写真・システムデータなど種類ごとに色分けされています。
そのため、どの種類のデータがiPhoneのストレージを圧迫しているかを把握できます。
また、ストレージ管理をもっと楽に行いたいという方は、Wondershareのスマホ管理ソフト「Dr.Fone」の利用がおすすめです。
使用しているPCと接続するだけで、すぐにストレージの分析を行える上、PCへのデータ転送が可能です。
PCでスマホの管理を行いたい方は、「Dr.Fone」の利用をご検討ください。
Part 2:iPhoneのストレージを今すぐ空ける方法まとめ
iPhoneのストレージが圧迫されてお困りの方は、クラウドへのデータ移行やアプリの削除によって空き容量を確保しましょう。
このセクションではiPhoneのストレージをすぐ空けるのにおすすめの方法をご紹介します。
今すぐストレージを空けたい方は以下の方法をお試しください。
今すぐ容量を空ける4つの方法
- 【方法1】: 写真・動画をiCloudに移動
- 【方法2】: 不要アプリを「取り除く」または「削除」
- 【方法3】: Safari・LINEのキャッシュを削除
- 【方法4】: 外部ストレージにデータ移動
方法1 写真・動画をクラウドに移動する方法
写真や動画は特にデータが大きいため、ストレージ容量を圧迫しやすい傾向にあります。
そのため、iCloudにデータを移行することで空き容量を確保できます。
iCloudへのデータ移行には自動でiPhoneの写真・動画をiCloudにアップロードしてくれる「iCloud写真」機能が便利です。
iPhoneで「iCloud写真」をオンにする方法
- 【Step1】: 「設定」アプリを開く
- 【Step2】: 一番上の「Apple Account」をタップ
- 【Step3】: 「iCloud」をタップ
- 【Step4】: 「写真」をタップ
- 【Step5】: 「このiPhoneを同期」をオンにする(右側のスイッチボタンが緑色だとオンの状態)

また、「iCloud写真」では「iPhoneのストレージを最適化」を設定することで、空き容量が少なくなった時に自動的に写真と動画のデータを圧縮してくれます。
「iPhoneのストレージを最適化」設定方法
- 【Step1】: 「設定」アプリを開く
- 【Step2】: 一番上の「Apple Account」をタップ
- 【Step3】: 「iCloud」をタップ
- 【Step4】: 「写真」をタップ
- 【Step5】: 「iPhoneのストレージを最適化」をタップ
方法2 アプリの「取り除く」と「削除」の違い
iPhoneではアプリを削除する方法として、「Appを取り除く」と「Appを削除」の2種類が存在しています。
「Appを取り除く」は、iPhone内にあるアプリ内のデータを残したままアプリのみを削除する方法です。
一方、「Appを削除」は、アプリとアプリ内データの両方を削除する方法です。
「Appを取り除く」を行う方法
- 【Step1】: iPhoneの「設定」を開く
- 【Step2】: 「一般」をタップ
- 【Step3】: 「iPhoneストレージ」をタップ
- 【Step4】: ストレージ容量とインストールされたアプリの一覧が表示される
- 【Step5】: 一覧から削除したいアプリをタップ
- 【Step6】: 「Appを取り除く」をタップ
- 【Step7】: 確認画面が表示されるためもう一度「Appを取り除く」をタップ
「Appを削除」を行う方法
- 【Step1】: ホーム画面で削除したいアプリを長押し
- 【Step2】: メニューが表示されたら「Appを削除」をタップ
- 【Step3】: 確認画面が表示されるためもう一度「Appを削除」をタップ
「Appを取り除く」は、関連データを残せるため、今後そのアプリを再ダウンロードすることが予想される場合に便利です。
一方、「Appを削除」はアプリの関連データもすべて削除されるため、より多くの容量を確保できます。
方法3 キャッシュや不要ファイルの削除方法
Safariを使用していると、Webページのキャッシュが保存されていきます。
このキャッシュも気づかないうちにストレージが圧迫される原因の一つです。
Safariのキャッシュ削除方法
- 【Step1】: 「設定」アプリを開く
- 【Step2】: 「一般」をタップ
- 【Step3】: 「iPhoneストレージ」をタップ
- 【Step4】: アプリ一覧が表示されるため、その中から「Safari」をタップ
- 【Step5】: 「Webサイトデータ」をタップ
- 【Step6】: 一番下にある「全Webサイトデータを削除」をタップ
- 【Step7】: 確認画面が表示されるため「今すぐ削除」をタップ

また、不要なファイルを削除したい場合にも、「iPhoneストレージ」画面を活用することをおすすめします。
「iPhoneストレージ」画面ではアプリが「サイズ」や「最後に使用した日」などで並べ替えられます。
そのため、長期間使用していないアプリを見つけ出して削除することも可能です。
「最後に使用した日」で並べ替える方法
- 【Step1】: 「設定」アプリを開く
- 【Step2】: 「一般」をタップ
- 【Step3】: 「iPhoneストレージ」をタップ
- 【Step4】: ファイル一覧の右上にある「サイズ」という文字をタップ
- 【Step5】: メニューが表示されるため、「最後に使用した日」をタップ

一番上位に表示されるアプリは最近使用したアプリのため、下位にスクロールしていくことで長期間使用していないアプリを見つけ出せます。
ぜひ活用してみてください。
方法4 外部ストレージを使うケースとおすすめ
iCloudなどのクラウドサービスは、ネットワーク環境があればいつでもバックアップが可能なため大変便利です。
しかし、場合によってはHDDやSSDなどの外部ストレージを利用した保存もおすすめです。
外部ストレージを使った方がいいケース
- 【ケース1】: バックアップが大容量になる
- 【ケース2】: ネットワークに接続できない状況でもバックアップを取りたい
- 【ケース3】: クラウドサービスだけではバックアップが不安な場合
iCloudは5GB以上では有料プランに登録する必要があります。
しかし、外部ストレージを使用すれば有料プランに登録せずに、データのバックアップを取れるというメリットがあります。
また、万が一ネットワークに接続できない状況下でバックアップからデータを復元したい場合も、外部ストレージだと安心です。
iPhoneのデータをネットワーク経由でバックアップできるクラウドサービスは便利ですが、場合によっては外部ストレージの使用も検討してみると良いでしょう。
Part 3:「ストレージがすぐ埋まる」ための根本対策と予防策
「ストレージがすぐ埋まる」時には、バックアップやクラウドの運用、不要なデータの最適化などを定期的に行う必要があります。
ストレージの空き容量問題を解決するためには事前の対策が大切です。
以下の方法を実践すると、ストレージ容量問題で悩まされることも減るでしょう。ぜひ参考にしてください。
3.1 定期バックアップとクラウド運用ルール
iPhoneでストレージがすぐ埋まる場合は、パソコンやiCloudなどを使用して定期バックアップを行うことをおすすめします。
iPhoneのストレージデータをすべてiCloudにバックアップしたい方は、「iCloudバックアップ」機能の利用がおすすめです。
iPhoneの「iCloudバックアップ」設定方法
- 【Step1】: 「設定」アプリを開く
- 【Step2】: 上部に表示されている「ユーザ名(Apple Account)」をタップ
- 【Step3】: 「iCloud」をタップ
- 【Step4】: 「iCloudバックアップ」をタップ
- 【Step5】: 「このiPhone をバックアップ」がオフの場合はこれをオンにする
- 【Step6】: 「今すぐバックアップを作成」をタップ

これで「iCloudバックアップ」機能によるバックアップの作成が行えます。
また、この他にも写真・動画などのストレージを圧迫しやすいデータ種別のみデータを移動しておくという方法もあります。
その場合はパソコンに接続してデータを移動したり、iCloudに特定のデータだけアップロードしたりして保存しておくことも可能です。
iPhoneの容量を確保するためには、バックアップ機能やクラウドなどを上手に運用することが大切です。
3.2 不要データの自動削除/最適化(非使用アプリの自動削除設定)
「非使用のアプリを取り除く」を設定することで、空き容量がない時に使用していないアプリを自動的に削除してくれるようになります。
不要データの自動削除設定方法
- 【Step1】: 「設定」アプリを開く
- 【Step2】: 「一般」をタップ
- 【Step3】: 「iPhoneストレージ」をタップ
- 【Step4】: 「おすすめ」の項目にある「非使用のアプリを取り除く」の右側にある「有効にする」をタップ

上記の「おすすめ」の項目に「非使用のアプリを取り除く」が無い場合は、すでに有効になっている可能性があります。
3.3 毎月チェックのための節約習慣チェックリスト
iPhoneのストレージを最適化するためには、普段から空き容量を適切に管理する必要があります。
iPhoneのストレージを節約するために毎月チェックするべき項目のチェックリストを作成しましたので、ぜひ参考にしてください:
ストレージ節約の毎月チェックリスト
- 【チェック1】: 「設定」アプリの「iPhoneストレージ」から空き容量を確認する
- 【チェック2】: アプリのキャッシュ(SafariやLINEなど)を削除する
- 【チェック3】: 写真・動画をiCloudや外部ストレージに移動
- 【チェック4】: 使っていないアプリを削除する
- 【チェック5】: 「非使用のアプリを取り除く」機能をオンにする
Part 4:写真やLINEデータを復元したい時の対処法【ストレージ削除後も安心】
写真やLINEデータの復元にはiCloudなどのクラウドサービスや、データ復元が可能な「Dr.Fone」などのソフトを使用するのがおすすめです。
ストレージを整理する際に誤って写真やLINEデータを削除してしまった時は、以下の方法をお試しください。
データ復元方法3つの選択肢
- 【方法1】: iCloudバックアップからの復元
- 【方法2】: パソコン経由でのバックアップ復元
- 【方法3】: Dr.Foneによる深層スキャン復元
4.1 iCloudや外部バックアップからの復元方法
iCloudバックアップからiPhoneの写真やLINEデータを復元するには、iPhoneを一度初期化して復元する必要があります。
iPhoneを初期化すると、ストレージのデータは一度すべて消えるため、iCloudにバックアップできていることを確認してから行ってください。
iCloudバックアップからの復元方法
- 【Step1】: 「設定」アプリを開く
- 【Step2】: 「一般」をタップ
- 【Step3】: 「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 【Step4】: 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップし、案内に従ってデバイスを初期化する
- 【Step5】: 初期化されたらiPhoneの電源をいれる
- 【Step6】: 案内に従って「アプリとデータを転送」画面まで進み、「iCloudバックアップから」をタップ
- 【Step7】: iCloudにサインインする
- 【Step8】: 復元するバックアップを選択
- 【Step9】: 「iCloudから復元」と表示されたら、データ復元が終了するまで待つ

また、iPhoneはパソコン経由でもデータ復元を行えます。
Windowsでの復元方法
- 【Step1】: iPhoneをWindowsに接続する
- 【Step2】: Appleデバイスアプリを開く
- 【Step3】: サイドバーからiPhoneを選択
- 【Step4】: 「一般」を選択
- 【Step5】: 「バックアップを復元」を選択
Macでの復元方法
- 【Step1】: iPhoneをMacに接続する
- 【Step2】: Finderを開く
- 【Step3】: Finderのサイドバーから「iPhone」を選択
- 【Step4】: 「バックアップを復元」を選択
4.2 削除してしまった写真・動画/LINEトークを復元する手段
iCloudの「iCloud写真」機能を利用していた場合は、以下の方法で写真・動画データを復元できます:
iCloud写真からの復元方法
- 【Step1】: パソコンでiCloud.comにアクセス
- 【Step2】: 「写真」アプリを開く
- 【Step3】: 「最近削除した項目」をクリック
- 【Step4】: 復元したい写真・動画を選択
- 【Step5】: 「復元」をクリック
iCloudにLINEトーク履歴をバックアップしていた場合は、以下の方法でトークを復元できます:
LINEトーク履歴の復元方法
- 【Step1】: LINEアプリをアンインストール
- 【Step2】: LINEを再インストール
- 【Step3】: 自分のアカウントでログインする
- 【Step4】: iCloudにバックアップしていた場合「トーク履歴を復元」画面になるため、「トーク履歴の復元」をタップする
※ただし、この方法はiCloudでLINEのトーク履歴をバックアップしていた時にしか使用できない点にご注意ください。
4.3 Dr.Foneによる深層スキャン
Wondershareのスマホ管理ソフト「Dr.Fone」では、iPhoneの失われたデータを深層スキャンすることで復元する機能が備わっています。
最先端のiOSデータの復元技術を持つDr.FOneであれば、削除してしまったデータを復元できる可能性があります。
データの深層スキャンによる復元は以下の3ステップで簡単に行えます。
Dr.Foneを起動する
Dr.Foneを起動したら「データ復元」をクリックします。
その後、iPhoneをパソコンと接続し、「復元するデータのタイプを選択してください」と表示されたら、画面下部にある「高級モード」をクリックします。
画面に表示される指示に従って操作を行うと「高級モード」によるスキャンが開始されます。

スキャン開始
スキャンが開始されたら、iPhoneとパソコンの接続を保ったまま、スキャン終了までお待ちください。

データ復元
スキャンが完了したら、データのプレビュー画面が表示されます。
プレビュー画面でデータを確認し、復元したいデータが見つかったら「パソコンに復元」か「デバイスの復元」いずれかをクリックしてください(データ種別により表示が異なります)
保存先とデータタイプを選び、「続ける」を押すとデータの復元が行われます。

このように、Dr.Foneは簡単に大切なデータを復元できます。お困りの方はぜひ一度お試しください。
Part 5:iPhoneストレージ容量不足への対処法を徹底比較【無料 vs 有料 vs 拡張】
iPhoneのストレージ容量不足への対処法には様々な選択肢があります。
ご自分にとって最適なツールをお選びいただくために、このセクションでは容量不足への対処法を比較していきます。
iPhoneストレージの容量不足へどのように対処すべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
5.1 iPhoneストレージの容量不足への対処法
iPhoneストレージの容量不足を解消する方法は一つではなく、iPhoneの標準機能を使う方法や有料ツールを活用する方法などがあります。
iPhoneストレージの容量不足にお困りの方は、以下の方法からお好きな方法を選び、実践してみましょう。
容量不足解決方法4つの選択肢
- 【選択肢1】: iPhone標準機能を無料で使う
- 【選択肢2】: Dr.Foneなどの有料ツールを使う
- 【選択肢3】: 外部ストレージにデータを移動
- 【選択肢4】: iCloudアップグレードで対応
iPhone標準機能を無料で使う
本記事でも紹介したように、iPhoneにはストレージの容量不足を解消するための機能が標準装備されています。
iPhoneで使用できるストレージ空き容量確保機能
- 【機能1】: 「非使用のアプリを取り除く」機能
- 【機能2】: 「iCloud写真」などのクラウドサービス
- 【機能3】: 「iPhoneストレージ」での不要アプリの削除
- 【機能4】: SafariやLINEのキャッシュクリア
こうした機能を上手に使用することで、無料でもストレージの容量不足を改善できます。
しかし、慣れないとアプリやデータの誤削除が発生しやすいため、ご注意ください。
Dr.Foneなどの有料ツールを使う
Wondershareの「Dr.Fone」などの有料のスマホ最適化ツールを使用することで、ストレージの空き容量を確保するという方法もあります。
標準機能だけでは物足りないと思っている方や、自分でいらないものを探して削除するのが難しいと思われる方におすすめです。
ストレージ最適化が行える代表的な有料ツール
- 【ツール1】: CleanMyPhone
- 【ツール2】: Cleanup
- 【ツール3】: Boost Cleaner
- 【ツール4】: Dr.Fone
この中でも、Dr.Foneはストレージの管理だけでなく、バックアップやデータ復元にも対応しています。
そのため、スマホのデータ管理をアプリひとつで行えるおすすめのツールです。
ストレージの最適化でお困りの方は、ぜひ一度お試しください。
外部ストレージにデータを移動
iPhoneの内蔵ストレージにあるデータをパソコンや外付けUSB、HDDなどに移動するという方法もあります。
ただし、パソコンとiPhoneを有線で接続したり、外部ストレージを購入したりといった手間が発生する点にご注意ください。
iCloudアップグレードで対応
iCloudはiPhoneがネットワークに接続されていればいつでもデータをクラウドに保存できるというメリットがあります。
しかし、iCloudは無料プランだと5GBまでしかデータをアップロードできないため、iPhoneのストレージ全体のデータを保存することは難しいです。
そのため、有料でiCloudの容量をアップグレードする必要があります。
iCloudアップグレード費用
- 【プラン1】: 50GB:月額150円(税込)
- 【プラン2】: 200GB:月額450円(税込)
- 【プラン3】: 2TB:1,500円(税込)
- 【プラン4】: 6TB:月額4,500円(税込)
- 【プラン5】: 12TB:月額9,000円(税込)
このように、容量ごとにプラン料金が異なるため、自分が必要な分だけアップグレードできます。
しかし、アップグレードを行うと、月額が継続的に発生する点にご注意ください。
5.2 図表付きでメリット・デメリット提示
対処方法 | メリット | デメリット | 費用 |
iPhoneの無料の標準機能を使用 | ・アプリを別途ダウンロードするなどの操作が必要ない ・無料で使用できる |
・自分でアプリやデータを削除しなければいけない ・慣れないと誤削除のリスクがある |
無料 |
有料ツールを使用(Dr.Foneなど) | ・不要なデータを自動的に検出してくれる ・アプリによっては多機能でバックアップや復元も行ってくれる |
・有料のためコストがかかる ・アプリの操作に慣れる必要がある |
有料(ソフトによってかかる費用は変動する) |
外部ストレージを使用 | ・ネットワーク環境が無くてもどこでも使える | ・外部ストレージの購入が必要 ・iPhoneと機器の接続が必須 |
パソコンや外部ストレージを用意する必要あり |
iCloudアップグレード | ・iPhoneから手軽にデータの移行やバックアップができる ・ネットワーク環境があればどこでも使える |
・月額料金が発生する | 有料月額150円(税込)〜 |
まとめ:iPhoneの「ストレージがいっぱい」を解消する習慣と復元策
今回は「iPhoneのストレージがいっぱいです」と表示された時に、空き容量を確保する方法や、事前にできる対策などをご紹介しました。
「iPhoneのストレージがいっぱいです」と表示された場合、そのまま空き容量を確保せずに利用することはおすすめしません。
容量がいっぱいだとデータの保存が行えないだけでなく、iPhoneのシステムにも問題が生じる可能性があります。
そのため、早めに動画・写真やアプリの整理を行って、容量を空けるようにしましょう。
また、空き容量の確保を行う中で、データの誤削除や予期せぬデータの消失などの問題に遭遇することがあります。
そのような時はデータ復元に対応しているスマホ管理ソフト「Dr.Fone」の利用をご検討ください。
「Dr.Fone」を利用すれば、データの管理やバックアップが手軽に行えるため、iPhoneを今までより安心して利用できるようになります。
今回の記事をiPhoneのストレージ管理に役立てていただければ幸いです。