arrowsを初期化したい時は、先に「端末を売る・譲るために完全に消したい」のか、「不具合を直すために出荷時リセットしたい」のかを分けて考えましょう。どちらの場合も、初期化すると本体内のアプリ、写真、設定、保存データは基本的に削除されます。大切なデータが残っている場合は、初期化後に気づいても戻せないことがあるため、先にバックアップ状況を確認しておきましょう。
SoftBankのarrows Weオンラインマニュアルでは、「設定」から「システム」→「詳細設定」→「リセット オプション」→「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」へ進む流れが案内されています。J:COMのarrows M03案内では、「設定」→「端末管理」→「バックアップとリセット」→「データの初期化」→「携帯端末のリセット」という流れです。つまり、機種やAndroidバージョンによってメニュー名が少し違います。
この記事では、arrowsの初期化方法と失敗しやすい注意点を整理します。
先に注意:初期化前に必ず確認したいこと
- 本体データ:写真、動画、アプリ、設定、端末内の保存データは基本的に削除されます。
- Googleアカウント:初期化後の再設定や本人確認で必要になることがあります。
- 画面ロック:PIN、パターン、パスワードの入力を求められる場合があります。
- eSIM:消去すると再発行が必要になることがあります。
- LINE・認証アプリ・電子マネー:アプリごとの移行手順を先に確認してください。
目次
Part 1:arrowsを初期化する前に確認すること
arrowsを初期化する前に見るべきなのは、バックアップ、Googleアカウント、画面ロック、eSIM、売却・譲渡予定の有無です。特にGoogleアカウントの情報を忘れていると、初期化後の再設定で本人確認に詰まることがあります。
初期化は「スマホを軽くするための整理」とは違い、端末内のデータをまとめて削除する操作です。調子が悪いからといって、最初から初期化に進むのではなく、再起動、不要アプリの削除、ストレージ整理などで改善しないかも先に確認しておきましょう。
| 確認項目 | 理由 | 確認先 |
|---|---|---|
| 写真・動画 | 本体保存分は初期化で消える可能性がある | Googleフォト、SDカード、PC |
| 連絡先 | 端末保存かGoogle同期かで戻し方が違う | 連絡先アプリ、Googleアカウント |
| LINE | トーク履歴はアプリ側で個別バックアップが必要 | LINE設定 |
| Googleアカウント | 初期化後の本人確認や復元で必要になることがある | 設定、Googleアカウント管理 |
| 画面ロック | 初期化時にPIN、パターン、パスワードが求められることがある | 設定、セキュリティ |
| eSIM | 消去すると再発行が必要になる場合がある | 通信会社の案内 |
初期化前の判断ポイント
- 自分で使い続ける場合:バックアップとGoogleアカウント情報の確認を優先します。
- 売却・譲渡する場合:バックアップに加えて、アカウント削除、画面ロック解除、SIM・SDカードの取り外しも確認します。
- 不具合改善が目的の場合:初期化前に再起動やアップデートなど、軽めの対処も試しておくと安心です。
Part 2:arrows Weを初期化する基本手順
arrows Weでは、Androidの「リセット オプション」から出荷時リセットへ進む流れが基本です。SoftBankのオンラインマニュアルでも、システム設定から「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」へ進む方法が案内されています。
arrows Weの基本的な初期化ルート
- 設定
- システム
- 詳細設定
- リセット オプション
- すべてのデータを消去(出荷時リセット)
- すべてのデータを消去
ステップ1 設定アプリを開く
ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」を開きます。設定アイコンが見つからない場合は、アプリ一覧で「設定」と検索しても構いません。
ステップ2 システムを開く
設定画面を下にスクロールし、「システム」をタップします。機種や表示設定によっては、下のほうにあります。
ステップ3 詳細設定からリセットオプションへ進む
「詳細設定」→「リセット オプション」を開きます。Androidのバージョンによっては、「詳細設定」を開かずにリセット関連の項目が表示される場合もあります。
ステップ4 すべてのデータを消去を選ぶ
「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」を選び、画面の注意事項を確認します。ここで表示される内容は、必ず最後まで読んでください。
ステップ5 ロック解除と最終確認を行う
画面ロックを設定している場合は、PIN、パターン、パスワードなどの入力が求められます。内容を確認して「すべてのデータを消去」を実行すると初期化が始まります。
eSIM利用者は注意
- eSIM使用時に「ダウンロードされたeSIMを消去」にチェックを入れたまま進むと、現在利用しているeSIMが消去される場合があります。
- eSIMを消した場合、再利用にはQRコードの再発行が必要になることがあります。
- 売却・譲渡ではなく自分で使い続ける場合は、eSIMを消す必要があるか通信会社の案内を確認してください。
Part 3:arrows M03・BZ01など古い機種の初期化手順
古いarrowsでは、メニュー名が「システム」ではなく「端末管理」や「バックアップとリセット」になっている場合があります。同じarrowsでも、機種名とAndroidバージョンによって初期化メニューの名前が変わる点を見落とさないでください。
Part 3-1:arrows M03の初期化手順
J:COMのarrows M03手順では、次の流れが案内されています。
- 「設定」を開く
- 「端末管理」をタップする
- 「バックアップとリセット」を開く
- 「データの初期化」をタップする
- 「携帯端末のリセット」をタップする
- 画面ロックを設定している場合は入力する
- 「すべて削除」をタップする
Part 3-2:arrows BZ01などAndroid 10搭載機種の初期化手順
FCNTのFAQでは、Android 10搭載のarrows BZ01について、「設定」→「システム」→「詳細設定」→「リセット オプション」→「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」→「モバイル端末をリセット」という流れが示されています。
| 機種・タイプ | 初期化メニューの例 | 注意点 |
|---|---|---|
| arrows We | 設定 → システム → 詳細設定 → リセット オプション | eSIM消去チェックに注意 |
| arrows M03 | 設定 → 端末管理 → バックアップとリセット | 古い機種ではメニュー名が異なる |
| arrows BZ01など | 設定 → システム → 詳細設定 → リセット オプション | 初期化中に電源を切らない |
設定内で見つからない時は、「リセット」「初期化」「出荷時リセット」「バックアップとリセット」などの言葉で設定アプリ内検索を使うと見つけやすくなります。
Part 4:売却・譲渡前にやるべき初期化準備
arrowsを売る、家族に譲る、下取りに出す場合は、単に初期化するだけではなく、自分のアカウント情報やSIM関連の確認も必要です。ここを飛ばすと、次に使う人が初期設定で止まったり、自分の情報が残っていないか不安になったりします。
売却・譲渡前のチェックリスト
- Googleアカウント:アカウント情報を確認し、必要に応じて端末から削除します。
- 画面ロック:PIN、パターン、パスワードを解除または確認します。
- SIMカード:物理SIMを取り外します。
- SDカード:写真やファイルが入っている場合は取り外します。
- eSIM:譲渡・下取り時に消去が必要か、通信会社の案内を確認します。
- おサイフケータイ・電子マネー:残高や機種変更手続きを確認します。
特に中古販売や下取りでは、初期化後に自分のGoogleアカウントで再ログインしないよう注意してください。初期設定画面まで戻ったら、そのまま次の持ち主や店舗に渡すのが基本です。
Part 5:初期化前にバックアップしておきたいデータ
初期化前のバックアップは、面倒でも必須です。特に「Googleに同期されているつもり」ほど危ないものはありません。確認してから初期化してください。
| データの種類 | バックアップ先の例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 写真・動画 | Googleフォト、SDカード、PC | Googleフォトに同期済みか確認する |
| 連絡先 | Googleアカウント、SIM、端末 | 端末保存の連絡先は消える可能性がある |
| LINE | LINEのトーク履歴バックアップ | アプリ内で別途バックアップが必要 |
| 認証アプリ | 移行コード、バックアップコード | 初期化後にログインできなくなる可能性がある |
| 電子マネー・決済アプリ | 各サービスの機種変更手続き | 残高や会員情報の移行を確認する |
| SDカード内のデータ | SDカード、PC | 必要なら初期化前に取り外す |
GoogleのAndroidヘルプでも、出荷時リセット前にはGoogleアカウントのユーザー名とパスワード、画面ロック、バックアップ、充電状態を確認するよう案内されています。初期化は数分で終わることもありますが、状況によって時間がかかる場合もあるため、充電しながら落ち着いて進めましょう。
Part 6:初期化できない・途中で進まない時の確認ポイント
初期化が進まない場合は、電池残量、画面ロック、管理者制限、端末の不具合を順番に確認します。FCNT FAQでも、初期化中に電源を切らないよう注意されています。
| 症状 | 考えられる原因 | 確認すること |
|---|---|---|
| リセット項目が見つからない | 機種やAndroidバージョンでメニュー名が違う | システム、端末管理、バックアップとリセットを確認 |
| 先に進めない | 画面ロック認証が必要 | PIN、パターン、パスワードを入力 |
| 初期化が途中で止まる | 電池不足、端末不具合 | 充電して再試行、再起動後に確認 |
| 会社端末で操作できない | 管理者制限 | 会社・学校の管理者に確認 |
| 初期化後にログインできない | Googleアカウント情報が不明 | 事前にアカウント名とパスワードを確認 |
PINやパターンを忘れて設定画面に入れない場合は、通常の初期化手順では進めません。無理に操作を繰り返すより、Googleアカウント情報、バックアップ、通信会社やメーカーサポートへの相談先を先に整理してください。
初期化できない時に先に試したいこと
- 端末を十分に充電する
- Wi-Fiに接続できる状態にする
- 再起動してから再度設定アプリを開く
- 設定アプリ内検索で「リセット」「初期化」と入力する
- 会社・学校端末の場合は管理者に確認する
- 画面ロックを忘れた場合は、メーカーや通信会社のサポート案内を確認する
Part 7:初期化後に確認すること
初期化が終わると、arrowsは再起動して初期設定画面に戻ります。FCNT FAQでも、リセット完了後は初期設定が必要になると説明されています。
- Wi-Fiに接続できるか
- Googleアカウントでログインできるか
- バックアップから復元できるか
- eSIMやSIMカードの通信が使えるか
- LINEや認証アプリを復元・再設定できるか
- 売却・譲渡する場合は自分のアカウント情報が残っていないか
自分で使い続けるなら、Googleアカウント、アプリ、写真、連絡先、LINEを順番に戻します。譲渡するなら、初期設定を途中で自分のアカウントにログインしないよう注意してください。
Part 8:初期化後にデータが必要になった場合の対処法
初期化後に「写真をバックアップしていなかった」「必要なファイルを消してしまった」と気づくこともあります。まずはGoogleフォト、Googleドライブ、SDカード、PC、LINEのバックアップなど、保存先として使っていた場所を確認してください。
ただし、バックアップが見つからない場合や、初期化前に削除してしまった写真・動画・連絡先などを探したい場合は、Android向けのデータ復元ツールを利用する方法もあります。初期化後に新しいデータを保存し続けると、元のデータが上書きされる可能性があるため、必要なデータがあると気づいた時点で、端末の使用をできるだけ控えることが大切です。
初期化後にデータを探す順番
- 1. Googleフォト:写真・動画が同期されていないか確認します。
- 2. Googleドライブ:書類やバックアップファイルが残っていないか確認します。
- 3. SDカード:初期化前に保存していたファイルがないか確認します。
- 4. PC:過去に転送した写真や動画がないか確認します。
- 5. データ復元ツール:バックアップが見つからない場合の選択肢として検討します。
Dr.Fone - Androidデータ復元で消えたデータを確認する
arrowsの初期化や誤操作によって大切なデータが見つからない場合は、Dr.Fone - Androidデータ復元を使って、復元可能なデータが残っていないか確認できます。
Dr.Fone - Androidデータ復元は、Android端末から削除・紛失した写真、動画、連絡先、メッセージなどのデータ復元をサポートするツールです。復元前にスキャンとプレビューができるため、必要なデータだけを確認してから復元できます。
Dr.Fone - Androidデータ復元でできること
- 削除データの確認:Android端末内に残っている復元可能なデータをスキャンできます。
- プレビュー対応:復元前に写真やファイルの内容を確認できます。
- 必要なデータだけ復元:見つかったデータの中から、必要なものだけを選んで保存できます。
- 幅広いAndroid端末に対応:arrowsを含むAndroidスマホのデータ復元に活用できます。
バックアップが見つからない場合は、Dr.Foneを無料ダウンロードして、復元可能な写真や動画、連絡先が残っているか確認してみましょう。
ステップ1 Android端末をPCに接続し、復元機能を選択する
Dr.Foneを起動し、arrowsなどのAndroid端末をUSBケーブルでPCに接続します。その後、画面上で「Androidデータ復元」または「データ復元」関連の機能を選択します。
ステップ2 復元したいファイルタイプを選択してスキャンする
写真、動画、連絡先、メッセージなど、確認したいデータの種類を選択し、「スキャン開始」をクリックします。スキャンが完了すると、復元可能なデータが一覧で表示されます。
ステップ3 復元可能なデータをプレビューして保存する
検出されたデータをプレビューし、必要なファイルだけを選択します。内容を確認したうえで「復元」をクリックすると、選択したデータをPCに保存できます。
注意:初期化後のデータ復元は、必ず成功するとは限りません。端末の使用状況やデータの上書き状態によって復元できる範囲が変わります。まずは無料スキャンで復元可能なデータがあるか確認する流れがおすすめです。
まとめ
arrowsを初期化する方法は、機種やAndroidバージョンによってメニュー名が少し変わります。arrows Weでは「設定」→「システム」→「詳細設定」→「リセット オプション」→「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」が基本です。arrows M03などでは「端末管理」や「バックアップとリセット」から進む場合があります。
初期化前には、写真、連絡先、LINE、Googleアカウント、画面ロック、eSIM、認証アプリを確認してください。特にeSIMとGoogleアカウントは後で詰まりやすいので、面倒でも先に確認。ここを飛ばすと、未来の自分に普通に怒られます。
arrowsの初期化に関するよくある質問
-
arrowsを初期化すると何が消えますか?
本体に保存されたアプリ、写真、動画、設定、連絡先、各種データは基本的に削除されます。Google同期やSDカード、クラウドに保存済みのデータは残る場合がありますが、初期化前に必ず確認してください。 -
arrows Weの初期化はどこから行いますか?
一般的には「設定」→「システム」→「詳細設定」→「リセット オプション」→「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」から進みます。表示名はAndroidバージョンで少し変わることがあります。 -
arrows M03の初期化メニューが見つからない時は?
古い機種では「端末管理」→「バックアップとリセット」→「データの初期化」から進む場合があります。「システム」に見当たらない時は、端末管理やバックアップ関連の項目を確認してください。 -
初期化前にGoogleアカウントは削除したほうがいいですか?
売却・譲渡する場合は、Googleアカウント情報や画面ロックの扱いを確認してから初期化するほうが安全です。自分で使い続ける場合でも、初期化後のログインに必要なのでアカウント情報を控えておきましょう。 -
eSIMを使っているarrowsを初期化する時の注意点は?
eSIMを消去する設定にチェックを入れたまま進めると、利用中のeSIMが消えることがあります。再利用にはQRコード再発行が必要になる場合があるため、通信会社の案内を確認してください。 -
画面ロックを忘れていても初期化できますか?
設定アプリから初期化する場合、PINやパターンなどの認証が求められることがあります。画面ロックを忘れて設定に入れない場合は、通常手順では進めにくいため、Googleアカウント情報やサポート相談先を確認してください。 -
初期化中に電源を切っても大丈夫ですか?
初期化中に電源を切るのは避けてください。処理中に電源が落ちると、再起動できない、初期設定に進めないなどの不具合につながる可能性があります。十分に充電してから操作しましょう。 -
arrowsを売却・譲渡する時は初期化だけで十分ですか?
初期化に加えて、Googleアカウント、画面ロック、SIMカード、SDカード、eSIM、電子マネーの扱いを確認してください。初期化後に自分のアカウントで再ログインしないことも大切です。